話題の新型フォレスターですが、2018年7月に発売されましたね。
そして、7月のガソリン車に続き、ついに9月にハイブリッド車「アドバンス」の登場です。
ハイブリッドのメリットの1つとして、エコカー減税がありますよね。
しかし、今更聞けない「エコカー減税」。
新型フォレスターを購入した場合のエコカー減税事情とは、どの様になっているのでしょうか。
ガソリン車とはどれくらいの差があるのでしょうか?
詳しくない方にも分かるように、ご紹介していきます。
車にかかる税金のシステムとは?
車の購入で必要不可欠な3つの税金
車の購入を検討する際に、必ず必要となってくるのが税金です。
実は車を買えば、税金を支払う義務がありますよね。
一言で税金と言われますが、細かく分けると3つの種類があるんです。
<取得税>
自動車税購入時の税金で、車体価格の90%+オプション等を合わせた3%(実際に支払った金額ではなく、課税標準基準額を元に割り出されたものにカーナビ等の付加物を付けた金額)
<重量税>
・車の区分や重量により払う税金
・0.5トンごとに4,100円を新車の登録時には3年分、それ以降は2年分ずつの支払い
・13年~17年経過車は0.5トンごとに5,700円の課税
・18年経過車は、0.5トンごとに6,300円の課税
・軽自動車の場合は、重量が関係はない(年額3,300円の課税13年~17年経過車は4,100円,18年以上は4,400円が課税)
<自動車税>
・4月1日時点で現在所有している車にかかる税金
・用途や排気量によって変わる
以上のものが車の購入後に必要となる税金です。
今トレンドの「エコカー減税」とはどんな税金?
最近CMなどで、「エコカー減税」と言う言葉を耳にする機会が増えてきました。
でも、詳しく知っている人は、意外と少ないんです。
エコカー減税とは
エコカーとは環境に優しい車のことを言います。
国土交通省が定めた、燃費や排出ガスの基準をクリアしているのが条件で、「2020年度基準」というものを参考に決められます。
その基準に対し、何%達成しているのかにより、「取得税」と「重量税」の課税が減税されるというシステムというわけです。
実は、「2015年度基準」というものもありますが、こちらをクリアしていても、この対象にはなりません。
つまり、エコカー減税とは、「環境に優しく、国が定めている基準を満たしたエコな車」に対し、税金の支払い金額が優遇されることをいいます。
減税なので、まさに「エコな車」を選べば、税金が減るということです。
自動車グリーン税制とは?
排出ガス・燃費性能により優れている場合は、自動車税や軽自動車税を減税する規則のことで、「グリーン化特例」と呼びます。
・新規登録から一定年数以上の車には重課
・翌年分の自動車税に適用
こちらも覚えておきたい税制になります。
新型フォレスターの税金を知りたい!
アドバンスはエコカー減税される?
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/
新型フォレスターを検討している方は、「エコカー減税」情報も気になるポイントの1つではないでしょうか。
もちろん、税金は少ない方が楽ですし、できるだけ安い方がうれしいですよね。
エコカー減税の影響が強いのが、最近増えているハイブリッドカーです。
新型フォレスターの中で、ハイブリッドは「アドバンス」ですね。
アドバンスのエコカー減税は、どうなっているのかを見ていきたいと思います。
アドバンスのエコカー減税金額とは
エコカー減税の決め手は、対象の車の環境性能によります。
新型フォレスター「アドバンス」の場合、メーカーが提示している減税額は以下の通りです。
エコカー減税と自働車グリーン税制の減税を受けることができ、6.55万円も減税されるんです。
新型フォレスターのガソリン車はエコカー減税対象外?
2018年7月に発売になったツーリング、プレミアム、X-ブレイクについての減税はあるのでしょうか?
この3グレードに関しては、2.5lエンジンを搭載しているので、対象外です。
つまり、残念ながら100%の課税ということになります。
新型フォレスターのエコカー減税対象車は
新型フォレスターの中でもエコカー減税対象者と対象にならない車種がありました。
2.0リットルエンジンにモーターを組み合わせた「e-BOXER」を搭載しているアドバンスは、基準を満たしているのでエコカー減税の対象となります。
一方で、ガソリン車は、エコカー減税を受けることができませんでした。
アドバンスは、購入時の価格は高額でありますが、エコ減税も含めるとお得感もあるということです。
アドバンスのエコカー減税UPをさせるには?
エコカー減税は重量で減税率が上がるシステム!
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/
新型フォレスター唯一のハイブリッド車「アドバンス」なら、エコカー減税を受けることができした。
しかし、更に、エコカー減税をさらにUPさせる秘訣があるんです。
それは、アドバンスの車体重量が関係しているんです。
実は、エコカー減税は、車体の重量と燃費により減税額が決まります。
それを踏まえて調べると、アドバンスの場合、以下の様になります。
・車体重量が1,660kgに達すると取得税の減率が60%
・自動車重量税の減率が75%
車体を1,660kgにすれば、エコカー減税率が上がるということがわかりました。
しかし、ここで大事なポイントがあります。
アドバンスの車体重量は、1,640kgということです。
つまり、減税率をUPさせるためには、20kg重量が足りていないということになりますね。
エコカー減税をもっと受けるポイント
メーカーオプションを付けて、車体重量を20kg増やすんです!
重量により減税率が決まることを踏まえて、アドバンスの車体本体の重量を増やしてしまえばいいんですよね。
では、どうすれば、重量が増えるのか・・・
それは、オプションを付ければ、車体重量を上げることができますよね。
しかし、オプションといってもカーナビなどの重量では、そこまで重くなりません。
おすすめのオプション
・大型サンルーフ
・パワーリヤゲート
こちらのオプションを付けると、1,660kgを超えてきます。
もし、アドバンスにこの2つのオプションを付けるかどうかを迷っている方には、朗報かもしれませんね。
しかし、エコカー減税目当てで、オプションを付けるとなると減税額よりもオプション費用が高くなってしまう可能性が高いです。
新型フォレスターの課税額の違いとは?
プレミアム・X-ブレイクとアドバンス
新型フォレスターは、グレードでエコカー減税されるものがあるという事がわかりました。
それでは、エコカー減税の対象となっている自動車取得税と、自動車重量税の課税額についてもまとめていきたいと思います。
新型フォレスターの、ガソリン2.5l搭載車のプレミアムと、X-ブレイクの課税は下記の通りです。
X-ブレイクの場合
自動車取得税…89,300円
自動車重量税… 49,200円
合計は138,500円ということがわかりました。
アドバンスの場合
自動車取得税…54,700円
自動車重量税…15,000円
合計で69,700円という結果になりました。
比較した結果
つまり、上の金額を見てもらえば一目瞭然ですね。
2.0リットルエンジンとモーターを組み合わせた「e-BOXER」搭載車アドバンスと、他のグレードを比較すると6万9千円の差がありました。
価格差を考えるとグレードを悩む方も多いでしょう。
価格差を考えた場合にお得なグレードは、どのあたりまでなんでしょうか。
減税を利用したときにお得感のあるグレード
まず、新型フォレスターアドバンスと他のグレードの車両本体価格を比較していきます。
・アドバンス 309万9600円
・ツーリング 280万8000円(差額:29万1600円)
・X-ブレイク 291万6000円(差額:18万3600円)
・プレミアム 302万4000円(差額:7万5600円)
比較するとプレミアムは、エコカー減税等を使えばアドバンスとほぼ同額になりました。
しかし、ツーリングを検討している場合は、エコカー減税を考えてもお得には感じないかもしれません。
プレミアムを検討している方は、アドバンスという選択肢も考えられそうですね。
新型フォレスターハイブリッドのエコカー減税率に注目
新型フォレスターのエコカー減税について、自動車税なども交えてまとめました。
エコカー減税の制度があり、税金が安くなるので、使える場合は、是非使いたいところですよね。
新型フォレスターの場合は、ハイブリッドは、アドバンスだけです。
もし、アドバンスを検討している方は、エコカー減税の恩恵を受けることができます。
ガソリン車でもプレミアムを検討している方であれば、減税を考慮すると同じぐらいの価格で購入することができます。
どうしてもガソリン車にしたい場合でなければ、検討する価値は、ありそうですよね。