新型RAV4はアメリカで早くも販売が開始され、先代同様アメリカでは高い人気を誇っています。
そのRAV4のスペックを、エクステリア、インテリア、パワートレーンに分けて、いち早くお届けします。
新型RAV4のエクステリア
引用:https://www.toyota.co.uk/new-cars/rav4/
新型RAV4は、新型カムリやC-HRで採用されているTNGA(トヨタ・ニューグローバル・アーキテクチャ)に基づくプラットフォームが採用されています。
これによって、走りの質感と快適性が今までのモデルより格段に向上しています。
特徴
エクステリアのデザインで特徴的なのは、角ばったホイールアーチやフロントマスクです。
どことなくハイラックスに似ていて、力強いルックスとなっています。
サイズ
新型RAV4のサイズを、北米に投入されたモデル諸元表のインチサイズをミリ換算してみます。
・全長x全幅x全高:4595×1855×1700mm
トレッドは、フロント1610mm ・リア1640mm、ホイールベース2,690mmとなります。
これは、新型RAV4と同じメーカーであるトヨタのハリアーとほぼ同じか、若干大きめの車体となっています。
新型RAV4のインテリアサイズ
引用:https://www.toyota.com/rav4/photo-gallery/interior
新型RV4のインテリアを、すでに販売されているアメリカ仕様で見てみると、センタ―コンソールからインフォメーションディスプレイにつながる造形は、最近のトヨタらしい作り方といえます。
特徴
素材もプラスチックのかたい素材を使用せずに、柔らかく高級感のある素材をふんだんに使用しています。
スイッチ類も手に届きやすい位置にあり、操作性も良く、これもデザインと同じように、トヨタらしく乗り手のことをよく理解してる作りといえます。
サイズ
室内空間のサイズを、イギリスで販売される主要諸元からご紹介します。
・室内長1,890mm、室内幅1,515mm、室内高1,230mm
このサイズは、同じトヨタのハリアーとほぼ同じサイズとなります。
後部座席も、十分すぎるほどの空間があり、特にプロペラシャフトの通るセンタートンネルの高さが低いので、後部座席の真ん中に座っていてもそれほど窮屈ではないといった意見が北米では多く聞かれます。
新型RAV4のエンジンスペック
引用:https://www.toyota.co.uk/new-cars/rav4/specs-and-accessories
新型RAV4には、ガソリンエンジンとハイブリッドエンジンの2種類が用意されています。
現在は、北米販売にてガソリンエンジンのみのラインナップですが、ハイブリッドモデルも投入が決まっています。
北米ガソリンエンジンモデル
ガソリンエンジンは、直噴2.5L直列4気筒DOHCガソリンエンジンが用意されています。
最大馬力:203HP/6600rpm
最大トルク:184lb.-ft(249.5N・m)5000rpm
北米仕様のガソリンエンジンは、かなりハイパワーなエンジンを積んでいることがうかがえますが、これは開発者がSUVとして走りの楽しさを追求し、運転して楽しいエンジンを提供したい思いから、このパワーのエンジンが搭載されています。
ハイブリッドモデル
ハイブリッドモデルのエンジンスペックもイギリスで公表されており、エンジンは直噴2.5L直列4気筒DOHCエンジンとモーターとを組み合わせています。
トータル出力:160KW(218HP)
最大トルク:221N・m3600-5200rpm
加速性能:0-62mph(99.2km/h)<8.4秒>
SUVにしてはかなりの俊足さがうかがえます。
開発者の話では、SUVのSはスポーツなので、ハイブリッドでも燃費重視ではなく動力性能重視のセッティングとしたそうです。
運動性能
トランスミッションは、8ATと組み合わされていますが、SUVにありがちな変速ショックはほとんど感じられません。
このほか、新開発の「ダイナミックトルクベクタリングAWDも選択可能です。
ハイブリッドモデルはAWDが標準装備となり、8ATとの組み合わせで燃費は街乗り16.6km/Lと、北米では発表されています。
RAV4の荷室の広さ
引用:https://www.toyota.co.uk/new-cars/rav4/
荷室の広さは、日本で販売されなかった4代目より全長で約6cm長なっています。
一番小さい荷室の時でも、101.5cmの奥行きがあり、シートを倒すと144.9cmの長さを確保できます。
荷室容量は、約0.96立方メートルで、ホンダCR-Vや日産エクストレイルとほとんど同じ容量となっています。
新型RAV4の足回りから見る乗り心地
引用:https://www.toyota.com/rav4/photo-gallery/exterior
新型RAV4の足回りは、フロントにマクファーソンストラット、リアにはダブルウィッシュボーンとなっています。
特に真新しい足回りではありませんが、新型プラットフォームの出来のよさのおかげで、車は思った通りのラインを走らせることができるでしょう。
北米では、いち早くそのハンドリングと乗り心地についての評価が多く寄せられており、ハンドリングも低速から高速まで曖昧さがなくなり、新型カムリのように落ち着いた振る舞いをしてくれるようです。
車が今どのような動きをしているのかが手に取るようにわかるのが、今度のRAV4の特徴で、オンロードからオフロードに切り替わっても、車の姿勢が安定し、非常に運転しやすいと評判です。
ただし一つ欠点として、同じセグメントの車と比べ、風切り音とエンジン音、そしてロードノイズが室内に入ってきます。
新型RAV4の注目ポイントは
引用:https://www.toyota.co.uk/new-cars/rav4/specs-and-accessories#/publish/other_features_showall
新型RAV4の注目すべきポイントは、カッコよくなったデザインの他にも、ハイブリッドとなったパワートレーンやプラットフォームがあります。
しかし、忘れてはならないのが、新型RAV4には最先端のハイテク技術がてんこ盛りとなっています。
Toyota Safety Sense
トヨタ第2世代の「Toyota Safety Sense」と呼ばれる安全運転支援システムです。
このシステムは、進路上の車や歩行者、自転車を認識して、情報をドライバーに知らせてくれます。
ドライバーは、その情報によって、いち早く回避することができるんです。
ロードサインアシスト
さらに、カーナビの地図情報と道路標識をカメラで読み取り、ドライバーに知らせる「ロードサインアシスト」も搭載されています。
これにより、初めて走る場所でも、道路標識を見逃すことなく運転することができます。
デジタルリアビューミラー
そして、新型RAV4の最大の注目ポイントは、トヨタブランドで初採用となる「デジタルリアビューミラー」でしょう。
通常は普通のミラーですが、ミラー下部にある切り替えスイッチを入れると、車体後部に取り付けられた専用の高詳細カメラで、リアビューをリアルタイムで映し出します。
これにより、後部座席に人が乗っていて、バックミラーで後ろの確認がしづらくなる不便さから解放されます。
新型RAV4のスペックまとめ
新型RAV4は、日本で3年ぶりの復活となり、心待ちにしていた方も多いでしょう。
その期待を裏切ることがないエクステリアデザインとパワートレーンを身にまとい、日本で発売されます。
最先端技術を多く使い、使う人に喜びと感動を与える新型RAV4は、日常的に使われるファミリーカーとして、魅力あふれる車といえます。
また、ハイブリッド車の投入で燃費性性能も格段に上がり、合わせて安全技術もふんだんに取り入れていることから、消費者の選択肢として大きな魅力ある1台といえるでしょう。