CX-5が属する国産ミドルクラスSUVは、競争が激しいです。
ミドルクラスのSUVは、ボディサイズもかなり似通っていますので差別化が難しいのが現状です。
しかし、それぞれの車種には違いがあります。
今回は、車のサイズについて詳しく調査してみたいと思います。
では、ミドルクラスのSUV中で、CX-5の全長は長いのでしょうか?
国産ライバル車と徹底比較します。
CX-5のボディサイズはどのくらい?
画像引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/feature/design/?link_id=sbnv
まずCX-5のボディサイズを調べてみます。
全長 4545mm
全幅 1840mm
全高 1690mm
ホイールベース 2700mm
寸法だけ見れば、特別大きな車ではありません。
全幅が広めですが、これは国産ミドルクラスSUVでは似たような全幅になります。
CX-5は都市型SUV
CX-5は、都市型SUVになります。
SUVらしいシャープで精悍なルックスのボディを持ちますが、そこまで大きくて重いボディではないです。
エンジンも2000ccから2500ccのミドルクラスサイズを搭載しています。
2WDと4WDの両方選べますが、2WDの需要が多いです。
そのことからも、CX-5は都市型SUVであることの裏付けになります。
このボディサイズはミドルクラスの都市型SUVとしては標準的なサイズになります。
トヨタランドクルーザーや三菱パジェロといった本格SUVとの比較なら、確実にコンパクトなボディになります。
しかし、このサイズなら都市型SUVとして市街地での取り回しや走行性能には悪影響が出ません。
きちんと考えられたボディサイズになっています。
では、次に国産他社ライバル車とのボディサイズを比較してみます。
CX-5のライバル車のボディサイズ一覧
画像引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/exterior_interior.html
CX-5のライバル車はかなり多いです。
その中でも、主要な車をピックアップします。
CR-V(ホンダ)
最近発売されたばかりの、ホンダCR-Vと比較します。
CR-Vは、CX-5より若干上の価格帯です。
全長 4605mm
全幅 1855mm
全高 1690mm
ホイールベース 2660mm
比較すると全長が長く、全幅が広めです。
ハリアー(トヨタ)
次に、比較するのは、トヨタハリアーです。
都市型SUVの代表格ですが、車格はCX-5より上の車になります。
全長 4725mm
全幅 1835mm
全高 1690mm
ホイールベース 2660mm
やはり車格がワンランク上になるので、全長が長いです。
その他ライバル車
日産エクストレイル
全長 4690mm
全幅 1820mm
全高 1730mm
ホイールベース 2705mm
CX-5と比較すると、全長が長めで全高も高いです。
スバルフォレスター
次に、こちらも直接ライバルとなる、スバルフォレスター
全長 4625mm
全幅 1815mm
全高 1715mm
ホイールベース 2670mm
CX-5と比較すると、フォレスターも全長が長く全高が高いです。
ライバル車との比較結果
CX-5のライバル車となる主要4台とボディサイズについて比較をしました。
全長
全長が長いと思われているCX-5ですが、実際は逆でもっとも短いです。
全幅
全幅はこのクラスになるとどれも同じくらいでした。
全高
また、全高も同じくらいです。
ホイールベースも同じくらいですが、CX-5は長い部類になります。
CX-5は全長が長い車ではなく、ホイールベースが長い車といえそうです。
ライバル車と比較すると、CX-5は、全長が短くコンパクトなボディになります。
では、このボディサイズのメリットはどんな点なんでしょうか。
CX-5のボディサイズのメリットは?
画像引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/feature/design/?link_id=sbnv
取り回し
コンパクトなボディは、取り回し性能に優れます。
市街地走行や駐車場での取り回しに優れるので、扱いやすい車になります。
注意点
それでも全幅が1800mmを超えるので、駐車の際は若干気を遣います。
そんな際に便利なのが、オプションの360度モニターです。
日産のアラウンドビューモニターと同じような装備になります。
これがあれば、狭いスペースでの駐車がとても容易になります。
安定性
もうひとつのメリットは、ホイールベースが長いことです。
ホイールベースが長いと、車の安定性に優れます。
CX-5ボディサイズまとめ
全長サイズが長いと思われていたCX-5ですが、きちんと検証すると逆に短いことが分かりました。
その短くてコンパクトなボディサイズで得られるメリットを、マツダは良い方向に活かしています。
ここまで走りの性能が楽しいSUVは国産他社では見られません。
全長が短いことのデメリットがあるとすれば、ラゲッジスペースが若干狭くなることくらいです。
それでも必要にして充分なラゲッジスペースは確保しています。
そう考えると、隙がない優れた1台と言えます。