新型CR-Vって、車中泊ができるんでしょうか。
その答えは、もちろん、できるんです。
新型CR-Vは、先代よりサイズが大きくなっていますが、室内の広さは、先代とほとんど変わりません。
これは、開発者がSUVとして存在感を強く出すために、エクステリアに車体の大きさを使ったからです。
先代でも車中泊ができるなら、新型CR-Vでも当然できるはずです。
ただ車中泊をするだけではなく、新型CR-Vで、快適に車中泊をする方法をお届けします。
新型CR-Vの車内の広さ
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/cabin/
まず、新型CR-Vの室内の広さを確認しておきたいと思います。
新型CR-Vの室内の広さは、5人乗りと7人乗りで異なります。
5人乗り
1,970mm(室内長)・1,550mm(室内幅)・1,230mm(高さ)
7人乗り
2,520mm(室内長)・1,520mm(室内幅)・1,230mm(高さ)
※電動パノラミックサンルーフ装備車は1,185mm(高さ)
車中泊に向いているのはどちら
室内長は、7人乗りのほうが、550mm長くなっています。
室内幅は、5人乗りのほうが、30mm広くなっています。
全長が長い方が、足を伸ばして休めるので7人乗りのほうが車中泊に軍配があがるように思われます。
しかし、実際には、フロントシートからテールゲートまでの室内長は、どちらも1,830mmとなっています。
実は、7人乗りも5人乗りも同じなんです。
しかし、フラットな荷室という面でみると、5人乗りは2列目シートを倒した背もたれの部分のみ凸凹ですが、7人乗りは3列目まで凸凹とした荷室となり、フラットな荷室は5人乗りのほうに軍配が上がります。
新型CR-Vは、室内が先代とほとんど変わらないとはいえ、車内寸法を見るとSUVの中では広い車内をしています。
5人乗りでも7人乗りでもどちらでも、十分車中泊ができる車と言えます。
車中泊のときにフラットにすることを想定すると5人乗りの方がおすすめ度が高いです。
新型CR-Vで車中泊の準備
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/cabin/
新型CR-Vのシートアレンジは、ワンタッチレバーで行うことができるので、シートアレンジも思いのままです。
荷室を広く使いたければ、左右の2列目や3列目シートを全て倒すと良いですし、一人で車中泊をするなら片側のシートを倒すだけで事足りるでしょう。
シートアレンジをその時々で変えることができるので、荷物の置き場所や寝るスペースを自由にアレンジすることができます。
シートの特徴
新型CR-Vのシートは、分割式で倒れる仕組みになっています。
例えば、5人乗りのシートは、2列目左側が広く倒れ、7人乗りでは右側のほうが広く倒れるようになっています。
この点を知っておけばメリットがあります。
寝る時に、頭の位置をテールゲート側にして休むようにすれば、全てのシートを倒さなくても寝ることができるんです。
体が小さい方でしたら、2人でも寝ることが可能になります。
車中泊で快適さを求めるアイテム
寝具
新型CR-Vに限らず、車中泊をするには車内に寝具を持ち込む必要があります。
布団でもいいのですが、どうしてもかさばってしまいます。
もし、すっきりと収納したい場合は、寝袋が便利です。
寝袋は、季節に合わせて、冬用、夏用、春秋用の3タイプがあります。
この違いは、保温性能の違いにあり、寝袋に入っている中綿の量により、使用下限温度が違います。
マットレス
新型CR-Vの荷室は、凸凹しているので、マットレスを利用した方がより快適になります。
マットレスの中でも、便利なのは、自動膨張のエアーマットレスです。
バルブを開けるだけで自動で膨らむので、女性でも簡単に設置することができるんです。
マットの上に布団を敷いても良いですが、収納で考えるなら寝袋が便利でしょう。
特に、SUVのようなスペースに限りがある車種では、できるだけかさばらない方法を考える必要がありますからね。
車中泊の便利グッズ
車中泊をするには、寝具以外にもあれば便利なグッズがあります。
おすすめのグッズをご紹介します。
USBチャージャー
引用:https://www.honda.co.jp/ACCESS/cr-v/interior/usbcharger/
宿泊するとなると翌日のために、スマホを充電しておきたいですよね。
1人ならば、問題なく充電ができても、家族のスマホがあったり、タブレットがあると準備しておかないと足りなくなってしまいます。
新型CR-Vは、オプションでUSBチャージャーを取り付けることができるます。
お出かけが多い方や車中泊を考えている方は、新車を購入するときに、装備しておくと便利です。
もし、オプション装備してなくても、社外品でシガーソケットから簡単に100Vを取り出せるカーインバーター売られています。
それを購入しておけば、電源の取り出しに便利です。
カーテン
カーテンを付ける理由は、プライバシーを守るためです。
車中泊をしている場所は、ホテルなどの部屋と違って、近くを他の人が通ることも十分考えられます。
そんなときに、車内が丸見えだとあまりいい気持ちではないですよね。
カーテンをつけておけば、車内の様子が分からないので、安心して過ごすことができます。
LEDランタン
夜間に、車のルームランプを多用しているとバッテリーが上がってしまう危険があります。
そんなときに便利なのが、LEDランタンです。
耳栓
車中泊をする場所によっては、車外の音が入ってくることもあります。
静かな場所を見つけることができれば、ベストですが、車中泊をできる場所が、必ずしも静かとは限りません。
そんなときに便利なのが、耳栓です。
完全に遮音できるわけではありませんが、していないときよりは、音を気にせずにすみます。
新型CR-Vの車中泊まとめ
新型CR-VはSUVでありながら、かなり大きめの室内なので、車中泊を楽しむことができる車です。
しかし、車中泊をするには、季節に応じた装備をする必要があります。
旅行中の着替えなどの荷物があるので、車中泊をする人数としては2~3人程度がゆっくり休める限界になってきます。
小さなお子様がいるご家庭の場合なら、家族4人で使うこともできそうです。
状況に合わせて、必要な装備を持ち込み快適な車中泊を満喫しましょう。
注意したいのが、車中泊のアイテムを持ち込みすぎないことです。
車中泊を便利にするアイテムは、数多くありますが、あまり車内に持ち込むと荷物が多くなり、スペースを取られてしまいます。
必要最低限のアイテムをピックアップして、車内荷物として持ち込むようにすれば、快適に車中泊をすることができるでしょう。