3年のブランクを経て、日本で発売が決まった5代目RAV4は、内装も世界で鍛え上げられただけあって、素晴らしい出来となっています。
では、どのような内装になっているのでしょうか。
早速、新型RAV4の内装を詳しくご紹介し、こだわりのポイントを見ていきます。
北米仕様から見る新型RAV4の内装
引用:https://toyota.jp/rav4/new-rav4/
RAV4の4代目が、海外専売モデルだったのに対し、5代目となる新型では、日本のマーケットも視野に入れた車として国内での販売が決まりました。
日本導入の新型RAV4も、海外仕様の内装と基本的スタイルは変わることはないでしょう。
新型RAV4には、インテリアイルミネーションや大型ツインルーフが採用されるなど、3代目までしか販売されなかったRAV4と比べるとかなりの進化が見て取れます。
そして今回、3列シートの設定はなく、少人数で多くの荷物を載せて移動するのに最適な車へと生まれ変わっています。
そこで、新型RAV4の内装について、詳しく見ていくことにします。
広々とした室内空間
引用:https://www.toyota.com/rav4/photo-gallery/interior
新型RAV4の後部座席は、かなり広く作られており、センターに設けられた収納式アームレストも大型で、ヘッドレスト付近まであります。
この大きさであれば、後部座席に二人で座るときにも、アームレストに余裕があるでしょう。
今回のRAV4は、3列シートを廃止し、2列シートのみの設定となりました。
しかし、そのぶん後部座席の空間を十分とり、大柄なアメリカ人でも窮屈することなく座ることができる仕様になっています。
もちろん、運転席も助手席も広く作られており、センターには大きめのアームレストが備え付けられていることから、2人で使っても十分すぎる大きさとなっています。
シートのホールド性も適度に効いているので、コーナーで体をうまく支えることができ、運転姿勢を崩すことなく運転に集中することができるでしょう。
SUVらしさを強調したデザイン
引用:https://www.toyota.ie/models/rav4/index.json
新型RAV4の室内デザインには、直線的なラインを多用することで、SUVのワイルドさを出しています。
特に特徴的なのは、インパネのメーターフードで、曲線ではなく直線的なデザインで、ダッシュボードからメーターフードが飛び出る特異なデザインをしています。
直線的なデザインはフロント回りだけでなく、ドアの内張にも多く使われており、SUVらしいワイルドさを演出するのに貢献しています。
シートにはファブリックシートと合成皮革が用意されており、黒基調としたシート、オレンジのアクセントが入ったシート、そしてシートや内装を白でまとめたタイプの3色が海外では用意されています。
特にオレンジのアクセントが入ったシートは、ワイルドさが感じられ、RAV4と非常にマッチしたデザインとなっています。
操作性重視で運転もラクラク
引用:https://www.toyota.ie/models/rav4/index.json
新型RAV4は、従来のインパネデザインを一新し、スイッチ類が運転席から操作しやすい位置に配置しています。
運転姿勢を乱すことなく、ナビやエアコンなどのスイッチに触れられるのは、運転する人にとって安全面でもよくできた内装といえるでしょう。
インパネ周りから、コンソールのつながりにかけてのデザインは、最近のトヨタのデザインというより、最近のレクサスのデザインに近いところがあります。
レクサスのスイッチ類も非常に使いやすく、運転していても難なく操作できるようになっているので、新型RAV4の操作性の向上を考えると必然的に、似たデザインになったといえるでしょう。
機能性を活かす内装装備
最新ハイテク仕様
引用:https://www.toyota.com/rav4/photo-gallery/interior
新型RAV4にも先進のハイテク技術が搭載されています。
車載エンターテイメントシステムには、7インチまたは8インチのタッチパネルモニターが搭載され、地図を片手でピンチしてズームすることができます。
ただし、この機能は、グレードによってはオプションとなるようです。
どのグレードも、アップルの「CarPlay」、Amazonの「アレクサ」に対応しているのでWi-Fiホットスポットの利用が可能です。
このほか、Siri Eyes Freeも搭載され、視線を動かすことなく音声のみでオーディオやエアコンを操作できます。
カーナビの素晴らしい機能として、地図情報及びカメラで標識情報を取得して運転手に知らせる「ロードサインアシスト」も搭載されています。
ヘッドアップディスプレイとマルチインフォメーションディスプレイに、制限速度や停止サインが表示されるので、初めて走る道などでは非常に助かる機能でしょう。
さらに、今回トヨタで初導入となる、「デジタルリアビューミラー」は、リアの様子を室内のバックミラーのスイッチ一つでカメラ映像と通常の鏡とに切り替えられます。
モニターにすればラゲージルームに大きな荷物を載せて後方確認ができなくても、リアルタイムでリアの様子を知ることがで切る便利な機能です。
運転支援システム
トヨタのSafety Senseも搭載されており、自動ハイビーム、バックカメラ、前方衝突警告、歩行者検知、自動緊急ブレーキ、車線逸脱警告、車線維持支援、アダプティブクルーズコントロール、交通標識認識、および運転者眠気監視が標準装備となっています。
このほか、オプションではありますが、ブラインドスポットモニタリングと呼ばれる自車の後方の死角に車が入ると知らせるシステムや、360度パーキングカメラなどが用意されています。
これらの運転支援システムにより、モニターから車の周囲の情報が瞬時にドライバーに知らされるので、安全に車をドライブすることができます。
サンルーフの設定
引用:https://toyota.jp/rav4/new-rav4/
新型RAV4には、USA仕様にサンルーフが標準で装備されますが、日本仕様ではオプション設定となるでしょう。
ただし、日本仕様に用意されるオプションサンルーフは、大型のパノラマサンルーフとなる可能性が高くなります。
最近の日本車にもサンルーフの設定が復活してきましたので、SUVのRAV4にもぜひ装備したいパーツの一つです。
新型RAV4内装こだわりポイントのまとめ
新型RAV4は、先進技術を投入し、運転のしやすさと乗員の快適性を求めた新しいSUVとなるでしょう。
内装には、高級感と本格SUVを融合させ、全ての操作スイッチからアームレストに至るまで、使いやすさを追求しています。
新しいRAV4は実用性を重視した使いやすく、そして快適な内装がポイントといえます。