新型CR-Vを検討するときに、燃費も気になるポイントではないでしょうか。
年々エンジンも良くなっていて、燃費がいい車も増えていますからね。
生まれ変わったCR-Vの燃費は、どれくらい良くなっているのか気になる部分ですよね。
新型CR-Vには、低燃費エンジンの代表であるダウンサイジングターボエンジンと、ホンダの技術の粋を合わせたスポーツハイブリットi-MMDが積まれることが分かっています。
このエンジンは、どれくらいの燃費なのか調べてみました。
新型CR-Vの燃費性能がどの程度なのかについては、先行販売されている海外の情報をもとに、国産SUVと比較していきます。
新型CR-Vの燃費性能は
引用:http://www.cr-v.com.cn/
新型CR-Vの心臓部には、実に多くのバリエーションが存在しています。
世界に目を向けると、国内では販売されないディーゼルターボエンジンや、NAの2リッタ―エンジンなど様々です。
国内では、ディーゼルエンジンよりガソリンエンジンの人気が高いことや、ハイブリットエンジンの認知度は広く国民に知れ渡っているので、その心臓部には、1.5Lガソリンターボエンジンとスポーツハイブリットi-MMDと呼ばれるホンダの2モーターハイブリットエンジンが搭載されます。
車の燃費には様々な要因が絡み合っており、エンジン単体の性能も重要ですが、車重や空気抵抗、タイヤの性能などで大きく変わってきます。
そこで、日本で販売予定のエンジンの種類別に、海外での評価をもとにして新型CR-Vがどの程度の燃費性能なのかを解説していきます。
1.5Lガソリンターボエンジン
引用:https://www.honda.ca/crv/versatility-features
1.5Lガソリンターボエンジン搭載車には、2WDと4WDの2種類が用意されています。
重量
海外のカタログデーターによると、その車重は、2WDが1,502kgで、4WDが1,557kgとなっています。
その差は、僅か55㎏です。
ただし、グレードにより装備が変わるんために、総重量は1,617kgまで増加します。
そうなると、2WDとの差は、115kgまで広がります。
燃費
この車重は決して軽くはなく、190PS のエンジンで1.6t ものボディーを動かすには、かなりの燃料を必要とすると推測できます。
しかし、海外のカタログデータによれば、2WDは一般道路で11.9km/l、高速道路で14.3km/l、一番重い4WDは一般道路で11.5km/l、高速道路で13.9km/lと2WDと4WDとでは大差が無い事がわかります。
このことから、新型CR-Vの燃費性能は駆動方式による燃費の違いを無視できるものと思われます。
スポーツハイブリッドi-MMD
引用:http://www.cr-v.com.cn/
スポーツハイブリットi-MMDは中国で一早く販売されており、その性能が公表されています。
中国ではハイブリットモデルに3タイプのグレードがあり、車両重量は1642~1659kgまであります。
エンジンはDOHC i-VTECアトキンソンサイクルエンジンに、スポーツハイブリットi-MMDを組み合わせ、トータル総出力は212馬力を絞り出します。
公表されている燃費は20.8km/lで、これは実走行に限りなく近い値と言われており、車両重量から考えてもかなりの低燃費性能がうかがえます。
ミドルSUVのライバル車の燃費性能
引用:https://www.honda.com.cn/funtec/technology/i-mmd
日本でもSUVが流行の兆しを見せ、各メーカーからクロスオーバーSUVが販売されています。
日本で発売されているSUVの特徴は、かつてのように大排気量で悪路を走るといった車ではなくなっているんです。
どちらかというと、いかに低燃費で快適に走ることができるかといった所に重点を置いて開発されています。
新型CR-Vのライバルなる実際に発売されているSUVについて、車種の燃費性能を見ていきます。
ハリアー(トヨタ)の燃費
ハリアーの燃費性能をカタログ(JC08モード)で見ると、2Lターボ 12.8〜13km/l、2L NA 14.8〜16km/l、ハイブリット 21.4km/lとなっています。
フォレスター(スバル)の燃費
フォレスターには、直噴2.5Lガソリンエンジンとハイブリットの2L直噴エンジン+e-BOXERがあります。
2.5Lエンジンの燃費は、カタログ(JC08モード)燃費で、14.8km/lです。
ハイブリッドのe-BOXERが、18.6km/lとなっています。
CX-5(マツダ)の燃費
CX-5は、ガソリンエンジンとクリーンディーゼルがあります。
カタログ(JC08モード)燃費は、ガソリン2WDで16km/l、4WDで14.2km/lです。
クリーンディーゼルは、2WDが19.0km/l、4WDが18km/lとなっています。
エクストレイル(日産)の燃費
エクストレイルには、2Lガソリンエンジンと、ハイブリットエンジンがあります。
カタログデータ(JC08モード)燃費性能は、ガソリン2WDが、16.4km/lでした。同じく4WDは、16.0km/lです。
ハイブリット2WDが、20.8km/lでした。ハイブリッド4WDは、20.0km/lとなっています。
新型CR-Vとライバル車の燃費比較
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/new/
新型CR-Vとライバル各車の燃費を見ていくと、ガソリン車とハイブリッドである結論がでました。
ガソリン車
新型CR-Vのガソリン車は、ハリアーのターボモデルと同程度の燃費になっています。
ハイブリット
新型CR-Vのハイブリッドは、エクストレイルのハイブリッドと同程度です。
しかし、ハリアーよりは、少し悪いという結果となっています。
実燃費では
予想実燃費(カタログ燃費)
この比較に使用したライバル車の燃費は、あくまでもカタログ燃費(JC08モード)で計算した数値となっています。
しかし、新型CR-Vは、中国での実走行に近い数字となっているので、単純に、このまま比較する訳には行きません。
カタログ燃費(JC08モード)は、走行条件にもよりますが、実走行にするとおよそ2割減と言われています。
そこで、ハリアーのハイブリットを例にとると、カタログ(JC08モード)燃費が21.4km/lなのでそれを2割減すると17.1km/lと考えることができます。
新型CR-Vハイブリッドの実燃費は、20.8km/lとなり、この中で一番燃費が良い事がわかります。
また、ガソリン車で一番カタログ燃費の良い車種がエクストレイルです。
エクストレイル2WDのカタログ燃費は、16.4km/lなので2割減した場合に、13.1km/lとなります。
新型CR-Vの2WDの燃費は、11.9km/lなので、エクストレイルの方が実燃費もいいことが分かります。
新型CR-V燃費比較まとめ
新型CR-Vの燃費は、スポーツハイブリッドi-MMDでは、ライバル車と比較しても低燃費であることがわかりました。
ガソリン車に関しても5車種中では、3位の燃費性能でした。
燃費だけを考えて購入するのであれば、ハイブリッドの方が得になるケースが多いです。
ガソリンエンジンとハイブリット車では、燃費にかなりの差がありますからね。
購入の際には、自分の走る年間走行距離や何年乗るのかを考えて計算をし、車を選ぶことが重要でしょう。
ただ、燃費は走行の仕方で変わってきますから、運転次第では、燃費が良くも悪くもなることを知っておくことも必要ですね。