日本市場でも、SUVの売れ行きが好調ですね。
今年も各メーカーから、SUVが発売されます。
7月19日には、スバルから、5代目新型フォレスターが発売されました。
そして、海外でも人気のホンダ新型新型CR-Vは、8月30日に発売となります。
最近発売になったこの2台について、詳しく比較してご紹介していきたいと思います。
ホンダ新型新型CR-Vと新型フォレスターを比較したら・・・
どちらがおすすめの車なんでしょうか。
エクステリア比較
引用:https://www.honda.ca/crv
ボディーサイズ比較
<新型CR-V>(先行販売されているアジアでの諸元表から)
全長:4,571mm、全幅:1,855mm、全高:1,657mm(2WD)・全高:1,667mm(4WD)
<新型フォレスター>
全長:4,625mm、全幅:1,815mm、全高:1,715mm
ボディサイズ比較結果
比較結果を新型CR-Vから、見てみます。
全長:-54mm(5.4cm)
全幅:+40mm(4.0cm)
全高:-48mm(4.8cm)
幅は、フォレスターよりも長いのですが、長さと高さは、短く・低くなっているという結果でした。
新型CR-Vは、フォレスターよりワイドで、ローフォルムなことから、グラマラスなデザインと言えるでしょう。
ボディーカラー比較
ボディーカラーは、フォレスターが全9色、新型CR-Vが6色となっています。
基本的な色である白、シルバー、黒、赤は、どちらの車種でも用意されています。
新型フォレスターのデザイン
外観のデザインは、フェンダーの押し出しもなく、新型CR-Vに対しておとなしめのデザインとなっています。
しかし、この新型フォレスターのデザインは、先代からのデザインを踏襲し、スバルらしいデザインと言えます。
新型CR-V
最近はやりの細目のヘッドライトを採用し、せいかんなフロンとマスクになっています。
それでいて、フォレスターより何処か攻撃的な印象も与えます。
インテリア比較
引用:https://www.honda.co.jp/新型CR-V/new/
インテリアデザインは、2台とも本革シートが用意されていて、高級感がある点は、共通しています。
新型フォレスターのデザイン
フォレスターは、スポーティーさを演出したデザインとなっています。
代表的なのが、レッドオレンジステッチ/レッドオレンジがあるX-BREAKです。
スポーティなフォレスターの中でも、室内の色使がよりスーポーティーになっています。
新型CR-Vのデザイン
CR-Ⅴは、未来的な高級感を前面に出したデザインになっています。
パネルにウッド調を選択でき、ブラウンの本革シートとの組み合わせは、よりラグジュアリーです。
更に、新型CR-Vは、運転席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後、メモリー機能付)や・運転席&助手席シートヒーターが、全車標準装備になっている点も特徴です。
操作性比較
引用:https://www.honda.co.jp/新型CR-V/new/
車を操作するには、操作スイッチの位置やメーター類の視認性の良さに加え、車からのインフォメーションがわかりやすいほうが、安全運転に繋がります。
フォレスターの操作性
フォレスターは、スイッチの位置・メーター・ディスプレーをドライバーが操作し易い位置に配置しています。
また、見やすい位置に配置されており、ドライバーが直感的に操作できるので、運転に集中ができるようになっています。
また、アイサイトセイフティープラス搭載車であれば、リアビューや前方の視界、そして助手席側の死角をモニターで表示できるので、運転が楽にできる事でしょう。
新型CR-V
新型CR-Vは、ホンダセンシングという安全予防装置が、全車標準装備されています。
例えば、ぶつからないための衝突軽減ブレーキ、ペダルの踏み間違えなどによる誤発進抑制機能です。
これ以外にも複数の機能がついているので、運転操作による疲労軽減にも役立ちます。
フォレスターにも安全支援システムがありますが、標準装備ではありません。
オプションで選ぶ必要があるので、選択ができる反面で、迷ってしまう方が多いんです。
新型CR-Vは、全車標準装備になっているので、選ぶ必要がないんです。
居住性比較
長距離を移動する時など、居住空間の快適性が重要になります。
日本車のカタログには、表示されない項目として、ヘッドルームスペースやレッグルームスペースといった表示があります。
これは、海外では大きく取り上げられている項目なんです。
ヘッドルームスペースは、「座面から天井までのスペース」のことで、レッグルームスペースは「足元のスペース」の事です。
この2台について、それらのスペースを海外のカタログから比較してみます。
ヘッドスペース比較
新型CR-V:フロント1,016mm、
フォレスター:フロント1,051mm
フォレスターが、35mm(3.5cm)広い結果となりました。
レッグルームスペース比較
新型CR-V:1,049mm
フォレスター:1,092mm
フォレスターが、43mm(4.3cm)広い結果となりました。
居住性比較結果
室内空間は、どちらもフォレスターが広いという結果となりました。
フォレスターの方が、全長で、5.4cm長く、全高で、4.8cm高いので、その分とも考えることもできそうです。
ラゲッジスペース比較
引用:https://www.honda.ca/crv
ラゲッジスペースは、2台ともかなり大きめの荷物を載せる事ができる設計になっています。
フォレスター:520L
新型CR-V:522L(5人乗り)、472L(7人乗り)
2台の広さの差はほとんどありません。
装備面
新型CR-Ⅴには、ハンズフリーアクセステールゲートが備え付けられています。
両手が塞がっていても、足を車の下にかざせば、テールゲートがオープンする機能です。
これは、フォレスターには付いていない機能です。
買い物などで、大きな荷物を持っている時には、新型CR-Ⅴのほうが便利でしょう。
エンジン性能比較
フォレスター
2.5L水平対向4気筒直噴エンジンと2L水平対向エンジンとe-powerと呼ばれるハイブリットシステムの2段構えです。
2.5Lエンジンは、馬力184PS・トルク24.4kgf・mです。
ハイブリットの方は、馬力145PS・トルク19.2 kgf・m・モーターが13.6PSです。
この結果、2.5Lエンジンのほうが力強く走ります。
新型CR-V
1.5L VTECターボエンジンとスポーツハイブリットi-MMDが用意されています。
1.5Lエンジン性能が、2.4Lクラスと同程度の走行性能を持っています。
恐らく、フォレスターの2.5Lといい勝負となるでしょう。
そして、i-MMDは、2モーターのハイブリットで、モーターとエンジンのいいとこどりをしたシステムとなっています。
通常はモーターのトルク溢れる走りをし、高速域ではエンジンによる走行とモーターを切り替えながら走ることができます。
その結果、エンジンの軽やかさは1.5Lより上で、加速力も勝っていると考えられます。
フォレスターのエンジンの持つ重量バランスや、水平対向の低振動も捨てがたいですが、動力性能の面から新型CR-Vのほうが上となるでしょう。
新型CR-Vとフォレスターの比較まとめ
新型CR-Ⅴ(ホンダ)とフォレスターの比較を多角的に行ってきました。
新型CR-Vは、ホンダの最新技術を集めた車であり、安全性支援システムやi-MMDなど非常に優れた性能を持っています。
車格的によく似たSUVの2台ですが、性能面もほとんど同じと言ってよいでしょう。
インテリアの面で、フォレスターがスポーティ、新型CR-Vが高級路線といった違いがありました。
それ以外には、車のサイズや居住空間が少しでも大きい方が好みの方は、フォレスターがおすすめです。
エンジン性能を求める方には、新型CR-Vを選ぶ方がいいかもしれませんね。