欧米やアジアでは、1年以上前から新型CR-Vが販売されています。
新型CR-Vは、先代同様に、すでに高評価を得ています。
そして、いよいよ2018年夏、新型CR-Vが日本での発売されることが決定しています。
そこで旧型との比較を交え、新型CR-Vの特徴をお伝えします。
新型CR-Vの発売時期は?
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/new/
新型CR-V日本発売予定日
新型CR-Vは、2018年8月30日に日本で、発売となります。
新型CR-Vは、5代目となります。
この新型CR-Vは、北米では2016年10月にすでにデビューしており、4代目同様に非常に高い人気を誇っています。
アジアもすでに販売されており、日本発売を心待ちにされていた方も多いのではないでしょうか。
すでに日本全国のホンダディーラーでは、7月9日より受付を開始しています。
2017東京モーターショーで日本デビュー
新型CR-Vが公表されたのは、2017年に東京モーターショーでした。
そこで、日本で発売される新型CR-Vの市販予定モデルが展示され、大きな話題を呼びました。
CR-Vの歴史
今回発売される新型CR-Vは、5代目とご紹介しました。
昔のCR-Vを知らない方のために、簡単に、CR-Vの歴史をまとめました。
CR-Vはいつ発売され、そしてどのように進化したのかを詳しく見ていきます。
歴代CR-V
CR-Vは、1995年にコンパクトSUVとして、販売が開始されました。
発売当初、初代CRVは、納車待ちが発生するほど人気がありました。
2代目CR-V
2代目(2001年発売)も人気で、ホンダの中でも売れ行きのいい車種でした。
更に、国内の人気以上に海外で人気がある車種になりました。
3代目CR-V
3代目(2006年発売)で、コンパクトSUVからミドルSUVへと進化します。
デザインも、更に、上質に高級感あふれた車へと進化しました。
4代目CR-V
4代目(2011年発売開始)は、2011年11月に、フルモデルチェンジをして登場しました。
2代目CR-Vの後期で、廃止になっていた2リッタ―モデルを追加するなど、日本国内での巻き返しを狙ったモデルとなっていました。
世界ではSUVは人気を博し、好調な売れ行きを見せた4代目CR-Vでしたが、日本ではミニバン人気に押されて好調とは言えない状況でいた。
そして、2016年にひっそりと姿を消しました。
5代目(新型)CR-V
そして、2018年発売の5代目新型CR-Vです。
ホンダは、グローバル戦略として、世界で人気のあるSUV市場に、新型CR-Vを導入していきます。
アメリカを皮切りに導入を開始し、高評価を得ることに成功しました。
その中で、日本市場でも、5代目となる新型CR-Vの投入が強く期待されていたんです。
そして、北米での発売から遅れる事約2年、ついに、日本発売となりました。
新型CR-Vと4代目の比較
引用:https://www.honda.co.jp/auto-archive/cr-v/2016/
4代目CR-Vも世界での人気は非常に高い車種でしたが、5代目は、それを上回る人気を博しています。
そこで、新型CR-Vは、4代目CR-Vからどのように変わっていったのかを比較してみました。
外装の比較
引用:https://www.honda.co.jp/motorshow/2017/detail/006/
4代目でかなり丸みを帯びたデザインになったCR-Vですが、5代目となる新型も全体的なフォルムはを残しています。
若干違う点は、前後のフェンダー部分です。
フェダーが張り出し、かなりマッチョなデザインに変貌しました。
新型CR-Vのボディーサイズは、全長4,587mm、全幅1,854mmになっていて、写真で見ると4代目より大きく感じられます。
しかし、実際には、4代目より全長で52mm、全幅で34mmの増加にとどまっています。
恐らくは、前後のブリスターフェンダーやフロントバンパーが大きく膨らんだデザインによって、新型CR-Ⅴの見た目を大きく感じさせているのでしょう。
リアのテールレンズは、歴代の縦長テールランプを継承していますが、さらにテールレンズの下側部分が横に伸びるデザインを採用しています。
これによって、縦長より横方向のテールレンズのイメージをアップさせています。
今までのCR-Vのリア周りのデザインを大きく変えたのは、兄弟車でもあるヴェゼルと共通性を持たせたものと考えられます。
この部分をCR-Vだけの独自のデザインにする訳にはいかないといったところでしょうね。
エンジンの比較
引用:https://www.hondaphil.com/model/cr-v/
新型CR-Ⅴで、最も進化したのは、1.5Lダウンサイジングターボエンジンと、CR-V初のハイブリットエンジン採用でしょう。
4代目は、2リッターエンジンと2.4リッターエンジンを採用しており、今どきの車より燃費性能が良いとは決して言えませんでした。
しかし、当時としては、徹底した低フリクション化を実現していました。
実際に、2リッタ―でJC08モードで、14.4km/Lの低燃費を実現していました。
そして、新型は、さらなる燃費向上とパワーアップをしています。
新型CR-Vの1.5Lダウンサイジングターボエンジンは、4代目の2.4Lエンジンを凌ぐ加速性能を持っています。
そして燃費は、実走行に近い欧州複合モード燃費で14.1~15.9km/Lと発表しているので、4代目と比べ1.5Lエンジンでもパワフルで燃費が良い事がわかります。
なんといっても新型CR-Vの最大の目玉は、ハイブリットエンジンでしょう。
このエンジンは、ヨーロッパで鍛え上げた「EVドライブモード」「ハイブリッドドライブモード」「エンジンドライブモード」の3つのモードを知能的に使い分け、力強い走りと低燃費を実現しています。
室内空間の比較
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/new/
4代目CR-Vは、運転のしやすさでも定評があり、ミニバンのような快適空間を提供するSUVとしてデビューを果たしました。
室内空間も4人で乗って移動するには文句ない広さで、荷室空間も3代目より大きくなったことが大きな特徴でした。
それに対して、5代目CR-Vは、3列シートを備え、まさしくSUVの走破性を兼ね備えたミニバンと呼ぶにふさわしい進化を遂げました。
室内空間は、全長、全幅がともに僅かに拡大しているだけなので、4代目CR-Vと比較しても、それほど大差はないでしょう。
しかし、質感に関しては、4代目がユーティリティカーとしての色合いが強かったのに対し、新型CR-Vは、大人のプレミアム感が非常に高く、シートのしっかり感やパネルへの木目調の使い方が高級感を増しています。
快適装備を比較
引用:http://www.honda.co.th/crv/
先代との最大の違いは、ホンダセンシングの採用でしょう。
ホンダセンシングのミリ波レーダーと単眼カメラにより、ドライバーの運転をしっかりサポートしてくれます。
安全運転支援システムは、最近の車に搭載されるようになった機能なので、4代目が登場したころには、このクラスの車には搭載されることなど考えも出来なかった装備でしょう。
新型CR-V・日本発売情報のまとめ
間もなく日本で販売が開始される新型CR-Vですが、先代を大きく上回る性能を携えて登場します。
新型CR-Vと先代の4代目CR-Vを比較してみてもわかるように、あらゆる面で、進化しています。
それを証明するかのように、新型CR-Vは、海外ではとても人気があります。
新型CR-Vは、海外では、販売開始になっているので、車の出来の良さについては、海外サイトでも大きく取り上げられています。
日本ではミニバン人気に押されているSUV市場ですが、先代のCR-Vよりミニバンの使いやすさに近ついた新型CR-Vが、日本でどの程度受け入れられるのか今から注目です。