新型CR-Vの発売前に、先行試乗会が行われました。
そのときは、かなりの高評価が出ていました。
そんな新型CR-Vが、遂に発売され、誰でも試乗できるようになりました
もちろん、買うことができるようになりました。
そこで、発売から間もない新型CR-Vを試乗して、発見した新たな事実や意見から、新型CR-Vを検証してみます。
試乗でわかる走りの良さ
引用:https://www.honda.co.jp/新型CR-V/webcatalog/performance/active-safety/
新型CR-Vは、1.5Lガソリンターボエンジンで車重が1.6トン以上もあります。
これは、数字上では、かなり車体が大きいこと感じる方もいらしゃるのではないでしょうか。
車体が大きくなるとエンジン性能が良くても、走行性に影響がでるか心配が残ります。
車体が大きくなった新型CR-Vに、実際に試乗した人たちから、いろんな意見が出ているなかでいくつかピックアップしました。
エンジン性能
多く聞かれるのは、1.5Lターボエンジンでもエンジンパワーに不満を感じないといった意見です。
ただ、これらの意見は、今までそれほどパワーのある車に乗ったことがない方たちの意見のようです。
ハリアーなど、パワーのある車種に乗っている人からの意見では、発進がもたつくとか、アクセルを踏んでも気持ちよく加速しないといった意見が聞かれます。
エンジンは、シビックと同じエンジンで190PSとなりますが、この車体ではパワー不足を感じるかもしれません。
もっと元気よく走りたい方は、後発のハイブリットを待ったほうがいいかもしれませんね。
コーナリング性能
コーナリングの素晴らしさは、FFより4WDのほう高いといえます。
簡単にまとめると、新型CR-Vの設計上の理由からです。
具体的には、新型CR-Vの4WDは、ヨーレートセンサーと舵角センサーにより、コーナー侵入ではFF車のアンダー傾向で侵入し、コーナー出口ではFR車のような後ろから押し出す動きをするように設計されています。
そのために、コーナー曲がときに安定感があるんです。
試乗した感想には、非常に安定してフラットな乗り味と感じられるという感想がありました。
すなわち、だれが運転しても乗りやすい車ということでしょう。
スタイリング
引用:https://www.honda.co.jp/新型CR-V/webcatalog/styling/design/
新型CR-Vのスタイリングは、かなり好き嫌いが分かれています。
例えば、もともとCR-Vに乗っていた方や、ホンダステップワゴンやオデッセイに載っている人から見ると、かなり格好良く感じるスタイルです。
しかし、フォレスターやCX-5、ハリアーに乗っている人から見ると、デザインのわりに高すぎるといった意見が多く聞かれます。
また、新旧並べてもデザインの特徴が似すぎていて、古臭いといった意見も聞かれます。
この他には、リアのデザインはかなり嫌いと答える方が多くなっています。
試乗時に見た印象
新型CR-Vはシンプルでありながら、かなり考えられたデザインになっています。
そのためか、車幅が1855mmあるにもかかわらず、実物はそれほど大きさを感じさせません。
そして、そのままのスタイルより、オプションのエアロを付けた方が格好良くなります。
どことなくアメリカンな雰囲気になるのも特徴でしょう。
試乗して感じたインテリア
引用:https://www.honda.co.jp/新型CR-V/webcatalog/interior/cabin/
質感
インテリアの質感に関しては、皆一様にして高評価をしています。
ライバル車と比較しても、高級感で負けてないといった意見や、外車並といった意見も聞かれます。
「ホンダらしからぬクオリティーの高いデザイン」といった意見が多くなっています。
また、シートもEX・Masterpieceなら本革シートが標準装備となるので、より高級感のある内装となります。
広さ
広さに関しては、ほとんどの方が申し分ない広さと答えています。
しかし、180㎝の身長を超える人は、運転席がかなり窮屈に感じられるようです。
これは、車の大きさと反比例の室内空間が原因と考えられます。
実際に、室内空間のサイズは、先代とほぼ同じサイズとなっています。
リアシートは、2列目までの5人乗りなら申し分ないといった意見がほとんどですが、やはり3列目シートの7人乗りに関しては、狭いといった意見が大半です。
2列目シートのモデルであれば、ゆったりと座れ、しかも荷物も多く載せられるので、静粛性の高い安定した走りをする新型CR-Vは、5人乗りを選ぶのが良いといえるでしょう。
試乗してわかった装備の操作性
引用:https://www.honda.co.jp/新型CR-V/webcatalog/equipment/navi/
ナビ
装備に関しては、ナビについての意見が多かったです。
設定に、ナビレスがないことに不満がある方が多くなっています。
純正のナビを付けたくない方が多いのかも知れません。
確かに、このナビは7インチのはめ込みなので、社外品を取り付けることはほぼ不可能な状況と考えられます。
反対に、全てがコンピューター制御になっており、運転も楽と言う意見もありました。
実際に、このインターナビは、他車の情報が得られ渋滞情報から最適なルートを案内することができます。
気象情報についても、より正確な情報を得ることもできます。
更に、インターナビは通信ができ、スマホと連携すればもっと使いやすく便利に活用することができます。
不満が出ていますが、あえて社外品に付け替える必要はないぐらいの性能があります。
空調設備
カーエアコンが、運転席と助手席で設定を替えられることについても、好印象を持った人が多くなっています。
安全運転システム
新型CR-Vには、「ホンダセンシング」という安全運転支援システムが搭載されています。
これは、ホンダ独自の安全運転システムです。
例えば、検知が難しいといわれた歩行者をミリ波レーダーで検知し、カメラによって歩行者の大きさを識別することで、安心で快適な運転を助けてくれます。
装備に関しては申し分なく、安全に快適に車に乗れる工夫が凝らされているという印象を持ちました。
新型CR-Vに試乗した感想のまとめ
新型CR-Vに試乗した方からの意見をまとめました。
試乗した感想の中で、評価が高かったのは、インテリアでした。
シートの質感を始め、高級感を感じることのできるインテリアを実際に見た方からは、好意的な意見が効かれました。
反対に、評価が分かれるところは、スタイリングの部分でした。
このあたりは、好き嫌いの分かれる部分ですので当然と言えば当然なので、仕方がない部分にはなります。
それ以外には、車内の広さについてもう少し広い方がいいという意見がありました。
また、試乗だけは、分からない部分では、安全運転システム「ホンダセンシング」が搭載されている点も評価が高いです。
安全性を重視する方には、この「ホンダセンシング」はおすすめの機能です。