日本復活を果たした5代目となる新型CR-Vは、その大きさから日本ではミドルクラスに分類されます。
大きい車の購入を検討している方は、たくさんの人数で乗る目的がありますよね。
それ以外にも、アウトドアに行くときや日常の買い物で、荷物をたくさん載せたいという目的もある方が多いんです。
それを考えると気になるのが、新型CR-Vの荷室の広さです。
そこで、どのくらい荷室が広いんでしょうか。
新型CR-Vの荷室の広さを、ライバル車と比較していきます。
新型CR-Vの荷室の広さ
引用:https://www.honda.co.jp/新型CR-V/webcatalog/interior/utility/
新型CR-Vの荷室の広さを考えるときに、モデル別に考える必要があります。
新型CR-Vには、2列シートモデルと3列シートモデルがあります。
2列シート
当然シートを全て使える状態にしてあれば、3列シートより2列シートのほうが、荷室は広くなります。
2列シートモデルでは、2列目を倒して最大の荷室空間を作ると、荷室長は1830mmのフラットな荷室空間を作ることができます。
このときの室内容量は、ガソリン車では1,123L、ハイブリッド車では1,061Lとかなりの大容量を誇ります。
シートを倒さずに、5人乗車時でも、荷室長は950mmもあります。
荷室容量は、5名乗車時にガソリン車では561L、ハイブリッド車では499Lになっています。
3列シート
3列シートの場合は、5名乗車時には1,075mm、7名乗車時でも355mmの荷室スペースがあります。
3列シートでも、3列目を倒せば荷室の広さを更に確保することができます。
3列シートの荷室容量は、2名乗車時は936L、5名乗車時は472L、7名乗車時は150Lの容量を確保できます。
カーゴアンダーボックス
2列目モデル、3列目モデル共通に、荷室の下にカーゴアンダーボックスが用意されています。
2列目モデルは24L、3列目モデルは26Lの収納スペースがあります。
残念ならが、ハイブリッド車にはこの装備がありません。
新型CR-Vのライバル車と荷室を比較
引用:https://www.honda.co.jp/新型CR-V/webcatalog/interior/utility/
3列シートを採用する車種が増えたことと、荷室空間が以前より広くとられていることから、ミニバンからSUVへ乗り換えを考える方が多くなりました。
この流れで、新型CR-Vのライバル車も各社から発売されています。
現在、ミドルクラスの新型CR-Vのライバルとして取り上げられる車種は、日産エクストレイル、三菱アウトランダー、スバルフォレスター、マツダCX-8やCX-5です。
同じミドルクラスのSUVに位置付けられる各車ですが、実は、荷室空間も各車種工夫が凝らされています。
そこで、新型CR-Vとライバル車の荷室空間を、広さや使い勝手について比較してみます。
エクストレイルと荷室比較
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
日産エクストレイルにも、2列シートモデルと3列シートモデルがあり、新型CR-Vとよく似た設定になっています。
荷室長
荷室長は、2列シートモデル、3列シートモデルともに、1,745mmとなっています。
これは、新型CR-Vの3列シートモデルより55mm短く、2列シートモデルと比べると85mmも短くなります。
室内容量
2列シートを使用している5名乗車時には、565Lです。
これは、新型CR-Vのガソリン車の561Lより4Lスペースが広くなっています。
3列シートモデルでは、エクストレイルが3列シートを折りたたんだ5人乗車時で445Lになっています。
これは、新型CR-Vの3列シートモデルより27L狭くなります。
荷室比較結果
新型CR-Vとエクストレイルの荷室を比較すると、5人乗りモデルでは荷室空間に大差はありませんでした。
しかし、7人乗りモデルでは新型CR-Vのほうが、荷室空間が広くなります。
アウトランダーと比較
引用:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_gasoline/utility/equipment.html
アウトランダーには、7人乗りのガソリン車と、5人乗りのPHEVの2タイプがラインナップされています。
荷室長
荷室長は、7人乗りと5人乗りのどちらも2列目シートを折りたためば1,685mmです。
新型CR-Vの5人乗りと比べると145mm短く、7人乗りより115mmも短くなります。
荷室容量(ガソリン車)
ガソリン車の3列シートの容量は、128Lとなります。
これは、新型CR-Vの150Lよりも22L小さいです。
しかし、3列シートを折りたたむとアウトランダーの荷室容量は、502Lです。
これは、新型CR-Vの472Lよりも、30L分大きくなります。
ただし、アウトランダーにプレミアムオーディオを付けた場合は、荷室容量が409Lとなります。
この場合は、新型CR-Vのほうが広くなります。
荷室容量(PHEV)
アウトランダーのPHEVの荷室容量は、463Lです。
これは、新型CR-Vハイブリッドの499Lよりも36L分容量は小さいです。
室内比較結果
アウトランダーは、新型CR-Vに比べて、ガソリン車では荷室スペースの奥行は小さいです。
しかし、容量は、大きくなります。
一方、PHEVでは、新型CR-Vハイブリッドと比較すると奥行きも荷室容量も小さくなります。
フォレスターと比較
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/utility/utility.html
フォレスターは、ミドルクラスのSUVとして、サイズ的には、ライバル車となります。
ただし、フォレスターには、5人乗りモデルしかなく、7人乗りモデルがありません。
荷室長
フォレスターの荷室長は、908mmです。
これは、新型CR-Vの5人乗りモデルの950mmより、42mm短くなります。
2人乗車時になると、荷室長は1856mmとなり、新型CR-Vの1830mmよりも26mm長くなります。
荷室容量
5名乗車時に、520L(Advanceは、509L)となります。
これは、新型CR-Vのガソリン車より小さく、ハイブリッドより広くなります。
また、カーゴスペースの下に、新型CR-Vと同じくカーゴフロアマルチボックスを設けているので、小物の収納に便利です。
荷室比較結果
フォレスターの荷室の広さは、新型CR-Vの5人乗りと大差がなく、7人乗りに比べると、少し大きいといえます。
CX-8と比較
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/feature/functionality/?link_id=sbnv
荷室長
CX-8の荷室長は、1,890mmあり、新型CR-Vより60mm長くなります。
7人乗車時では、500mmのスペースを確保し、新型CR-Vの7に乗車時より145mm長くなります。
荷室容量
3列目を折りたたむと572L(Boseサウンドシステム装着車は555L)となります。
これは、新型CR-Vの472Lに比べて、最大100Lも大きくなります。
荷室比較結果
CX-8は、新型CR-Vに比べて、荷室容量が大きいです。
これは、CX-8の車体サイズが一回り大きいので、荷室も大きくなっていると考えられます。
新型CR-Vとライバル車の荷室比較まとめ
新型CR-VのライバルとされるミドルクラスのSUVの荷室を比較してきました。
サイズ的には、各車種ともそれほど大差はなく、わずかな差の違いでしかないことがわかりました。
差がないとはいっても、新型CR-Vは、ミドルサイズのSUVの中で5人乗り7人乗り問わずトップクラスの荷室容量を持っています。
また、荷室開口部も低い位置に設定されているので、重い荷物でも楽に積み込むことができます。
その点から考えても新型CR-Vは、荷室の広さも荷物の積み下ろしに関しても、ライバル車と同等かそれ以上の優れた車と言えるでしょう。
注意したいのは、新型CR-Vは、5人乗りと7人乗りとで、荷室サイズが違っていることです。
購入の際には、何人乗りを選ぶかにより、荷室の大きさが変わってくることを念頭に入れる必要があります。