最近の日本車は、かつての日本車に比べ、ボディーサイズが大きくなり、室内も広く快適になりました。
新型CR-Vも、先代より車体が大きくなったと言われています。
しかし、大きくなったといってもどれくらい違うのかは、分かりにくいですよね。
そこで実際、新型CR-Vがどの程度の大きさなのかまとめました。
新型CR-Vのライバル車(最新SUV)と比較してみます。
新型CR-Vのサイズ
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/
新型CR-Vは、海外市場を念頭に開発され、かなり大きなボディーとなっています。
主なサイズ
・全長:4,605mm
・全幅1,855mm
・全高1,680mm(1690mm・4WD)
・室内寸法:1,970mm(2,520mm・7人乗り)
・室内幅:1,550mm(1,520mm・7人乗り)
・荷室の容量1,123L(1,061L・ハイブリッド)
CR-Vサイズの特徴
ちなみにCR-Vの7人乗りでも荷室最大容量は936Lと、5人乗りのハリアーより56L小さいだけとなります。
新型CR-Vは、海外で販売していたものを日本に逆輸入しているため、かなり大きくなっているイメージです。
基本的に、欧米では、小型車の需要が少ないため、販売競争に勝つためには大型化は避けられないですからね。
しかし、現在、日本ではコンパクトSUVが絶大な人気を誇っています。
この勢いは、ミニバン人気を上回る市場規模にまで拡大しています。
その点を踏まえて一度整理してみたいと思います。
日本のクルマサイズ
日本の車サイズについて簡単にまとめていきます。
日本のコンパクトカー
定義としては、全長4,200mm程度で、全幅1,700mm以下の5ナンバーサイズとされています。
コンパクトSUV
コンパクトSUVのサイズに明確な定義はありません。
全長がおよそ4,400mm以下であることが、コンパクトSUVとされています。
ミドルサイズSUV
一般的にミドルサイズSUVと呼ばれているサイズは、全長4,600mm前後、全幅1,800前後、全高1,700mm前後あたりです。
新型CR-Vは、全長が4,605mmなので、ここに入ります。
新型CR-Vとライバル車の比較
現在、ミドルサイズのSUVは、国内、国外問わず、多くのメーカーから販売されています。
新型CR-Vとライバル車を比較していきます。
新型CR-Vと比較する車種
新型CR-Vのライバルとされている4車種と比較していきます。
比較するのは、「ハリアー」、「エクストレイル」、「フォレスター」、「CX-8」についてです。
新型CR-Vとハリアーのサイズ比較
引用:https://toyota.jp/harrier/exterior/?padid=ag341_from_harrier_navi_exterior
最初に、新型CR-VとトヨタのミドルサイズSUVのフラッグシップである「ハリアー」を比較してみます。
全長
ハリアーの全長は、4,725mmです。
これは、新型CR-Vと比較すると、120mm長くなっています。
全幅
ハリアーは、1,835mmです。
新型CR-Vを比較すると、20mm狭くなっています。
全高
ハリアーは、1,690mmです。
新型CR-Vと比較すると、4WDのモデルと同じ車高となります。
通常のFF車と比較すると10㎜高くなっています。
室内寸法
ハリアーは、1,965mmです。
新型CR-Vの5人乗りと比較すると5㎜小さいです。
7人乗りと比較した場合は、555㎜も小さくなります。
室内幅
ハリアーは1,480mmとなります。
新型CR-Vが5人乗りと比較すると70mm小さく、7人乗りと比較すると40mm小さいです。
室内高
ハリアーは、1,220mm
新型CR-Vと比較すると、10㎜小さいです。
ハリアーのムーンルーフ装着車の場合は、1,180mmです。
新型CR-Vのパノラミックサンルーフと比較すると40㎜小さいです。
荷室の容量
ハリアーは、992L(2列目まですべて倒した場合)です。
新型CR-Vのガソリン車と比較すると131L小さく、ハイブリッド車と比較しても69L小さいです。
比較結果
比較した結果、室内の広さは、全サイズにおいてCR-Vが上回っていることがわかります。
室内の場合は、1cm(10㎜)の差が非常に大きく感じます。
車に乗り込んだ場合は、室内空間の広さの違いから、新型CR-Vのほうが開放的に感じられるでしょう。
新型CR-Vとエクストレイルのサイズ比較
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
エクストレイルは、CR-Vと同じように3列シートの設定があるので、かなり近い車格の車と言えます。
この2台を比較してみます。
全長
エクストレイルは、4,640mmです。
新型CR-Vと比較すると35㎜長いです。
全幅
エクストレイルは、1,820mmです。
新型CR-Vと比較すると35mm短いです。
全高
エクストレイルは、1,715mmです。
新型CR-V(FF車)と比較すると35㎜高いです。
4WDと比較した場合でもエクストレイルの方が、25㎜高いです。
室内寸法
エクストレイルでは、5人乗りで2,005mmです。
新型CR-Vの5人乗りと比較すると35㎜長いです。
また、7人乗りの場合は、エクストレイルが、2,555mmです。
新型CR-Vの7人乗りと比較すると35㎜長いです。
室内長は、新型CR-Vよりエクストレイルのほうが長く、足元の空間は広いことが想像できます。
室内幅
エクストレイルは、全てのグレードで、1,535mmです。
新型CR-Vの7人乗りよりも15mm広くなります。
CR-Vが5人乗りと比較すると15㎜狭くなります。
室内高
エクストレイルは、サンルーフ付きが1,220mmです。
新型CR-Vのパノラミックサンルーフ付きと比較すると15mm高くなります。
エクストレイルのサンルーフ無しは、1,270mmです。
新型CR-Vのサンルーフ無しと比較すると40㎜高いです。
エクストレイルのほうが室内高が高いので、圧迫感は感じにくいです。
荷室容量
2列シート使用時で比較するとエクストレイルは、565Lです。
新型CR-Vと比較すると4L多いです。
エクストレイルのほうが新型CR-Vより全長が長いこともあり、荷室容量は大きくなっています。
新型CR-Vとフォレスターのサイズ比較
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
フォレスターとCR-Vのサイズを比較するにあたあり、フォレスターには5人乗りしかないので、CR-Vの5人乗りと比較します。
全長
フォレスターは、4,625mmです。
新型CR-V対し、20mm長いです。
全幅
フォレスターは、1,815mmです。
新型CR-Vと比較すると40mm狭くなります。
全高
フォレスターは、1,715mmです。
新型CR-V(FF車)と比較すると35mm高くなります。
室内寸法
フォレスター(ガソリン車)は、2,110mmです。
新型CR-Vと比較すると40mm長くなります。
室内幅
フォレスターは、1,545mmです。
新型CR-Vと比較すると5㎜狭くなります。
室内高
フォレスターは、1,270mmです。
新型CR-Vと比較すると40mm高くなっています。
荷室容量
2列シートまで使っている場合で比較します。
フォレスターは、560Lです。
新型CR-Vと比較すると、1L少ないです。
フォレスターのほうが室内長が長いにも関わらず荷室サイズはほとんど変わりません。
これは、新型CR-Vは、客室へ空間の振り分けが大きいこと考えることができます。
新型CR-VとCX-8のサイズ比較
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/feature/design/?link_id=sbnv
CX-8は、同じ3列シートということで、CR-Vのライバルとして比較をします。
全長
CX-8は、4,900mmです。
新型CR-Vと比較すると295mmも長いです。
全幅
CX-8は、1,840mmです。
新型CR-Vと比較すると15mm狭いです。
全高
CX-8は、1,730mmです。
新型CR-Vと比較すると50mm高くなります。
室内長
CX-8は、2,690mmです。
新型CR-Vと比較すると170mmも長くなります。
室内幅
CX-8は、1,540mmです。
新型CR-Vと比較すると20㎜広いです。
車内高
CX-8は、1,250mmです。
新型CR-Vと比較すると20mm高いです。
CX-8のほうが、室内空間は広く圧迫感が少ないといえます。
荷室容量
CX-8は、572Lです。
新型CR-Vと比較すると100Lも広いです。
新型CR-Vとライバル車の比較まとめ
新型CR-Vとライバル車と比較してきましたが、ミドルクラスのSUVの中では、大きめのサイズということがわかります。
また、ライバル車より特にサイズが大きいのが車幅で、かなり見た目がどっしりとした印象があります。
これは、今回比較したラージサイズのCX-8の車幅より広いことからも、そのどっしり感をうかがい知ることができます。
これは、新型CR-Vが、海外市場を見据えて開発された車ということが影響しています。
車体寸法だけではなく、室内の広さにもこだわって作られた車であり、ミドルクラスの国産SUVのなかでも大きな、そして広く開放的な室内空間を提供する車と言えるでしょう。