今話題のミドルSUVは、スポーティーでアウトドア向きなエクステリアと、シーンを選ばない走行性が魅力です。
中でも、マツダのCX-5とCX-8に、注目が集まっているのをご存でしょうか。
CX-5は2012年に最初のモデルが発売され、2017年に2代目が出ました。
安全装備に力を入れた2代目は、フルモデルチェンジをしたことで、多くのファンを虜にしています。
一方で、CX-8は、2017年12月にマツダが発売した、新しいミドルSUV。
しかし、CX-5とCX-8では、どの様な違いがあるのでしょうか?
マツダのSUVを検討している方の多くが疑問に思うのは、この点ですよね。
そこで、CX-5とCX-8を比較し、どちらがおすすめなのかを検証していきます。
エクステリアを比較
マツダは、デザインに力を入れていることで有名です。
もちろん、この2台に関しても、上質な大人のエクステリアを実現しています。
一見とても似ている、CX-5とCX-8ですが、良く見ると、フロントマスクに違いがあります。
CX-5のデザイン
引用:http://www.mazda.co.jp/
CX-5の方は、スタイリッシュな印象を与えるメッシュ状になっていますね。
CX-8のデザイン
引用:http://www.mazda.co.jp/
一方で、CX-8はCX-5に比べ、少しだけ角の取れた印象を与える、バーデザインになっているのがポイント。
ボディーカラー
ボディーカラーについても違いがあります。
CX-5は、エターナルブルーマイカを含んだ、全7色を展開しています。
しかし、CX-8には同色はなく、全6色展開というのも違いでしょう。
インテリアを比較
やはり、CX-5とCX-8はインテリアも似ています。
しかし、この2台にも違いもあります。
CX-8はシートが3列に!
引用:http://www.mazda.co.jp/
CX-5とCX-8の最大の違いは、後部座席のシート数です。
CX-5が2列シートの5人乗りなのに対して、CX-8は、3列シートの8人乗りなんです。
これはファミリーカーや多人数を乗せる目的で、SUVを検討している方にも朗報ですね。
ミドルSUVで、3列シートを装備している車種は少ないので、貴重ともいえます。
シートの種類
CX-5の2列目シートには、ベンチシートが採用されています。
一方で、CX-8は3人乗りのベンチシートと、2人乗りのキャプテンシートを選ぶことができるようになっています。
細かなインテリアの違い
コンソールボックス
CX-5とCX-8には、フロントシート部分のコンソールボックスにも違いがあります。
Cx-5のコンソールボックスは、全開きするタイプです。
それに対し、CX-8のコンソールボックスは、左右が開く観音開きタイプです。
このことにより、ドライバーと助手席に座っている人のどちらかが肘置きとして使っていても、コンソールボックスを利用することが出来るようになっているのが特徴です。
安全性能を比較
「i-ACTIVSENSE」による安全性能の高さ
引用:http://www.mazda.co.jp/
マツダのCX-5とCX-8には「i-ACTIVSENSE」という、新技術の安全性能が装備されています。
これは国内の、「セーフティ・サポートカーS」の、「ワイド基準」に認定されています。
セーフティーサポートカーS「ワイド」は、高齢ドライバー向けの規定で、以下の基準が求められます。
・自動ブレーキ
・車線逸脱警報
・先進ライト
・ペダル踏み間違い時加速抑制装置
CX-5とCX-8は、このワイド基準が装備されていることで、より安全性が高くなっているんです。
乗り心地と居住性の比較
1列目シートの特徴
引用:http://www.mazda.co.jp/
CX-5とCX-8は、1列目シートに関しては、ほぼ同じ乗り心地だと言えるでしょう。
もともとCX-5は、人間工学に基づいたシート構造が魅力的なポイントなんです。
このシートのおかげで、長時間のドライブをしても疲れにくいんです。
更に、CX-8には、運転席10wayパワーシートが標準装備されています。
この10wayパワーシートは、ディスプレイのメモリーやシートのポジションが車に記憶させることができるんです。
ドライバーが運転しやすい設定が、自動的にセットされるので、次回乗った時に調整する必要がなくなります。
スライドシート
CX-5とCX-8の最大の違いは、2列目シートがスライドするかしないかです。
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CX-8には3列目シートが装備されているので、2列目が前後する様になっています。
3列目に誰も座っていない場合は、2列目シートを後ろに下げれば、大人の男性が足を伸ばすことができるくらいのスペースを確保することができますね。
ラゲッジスペース比較
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CX-5の総荷室量は505Lですが、CX-8は572Lです。
それだけを見ても、CX-8は荷室量がCX-5よりも大きいのが一目瞭然です。
当然、CX-8が3列目をフラットにした状態の時ですね。
このCX-8の荷室量だけを見れば、ステーションワゴンクラスと同じものなんです。
ゴルフバッグが4つ乗せることができるCX-5ではありますが、CX-8は定員乗車時でゴルフバッグ2つを乗せることが可能です。
もちろん、3列目シートをフラットにしてしまえば、更に大容量乗せられることになりますね。
燃費比較
CX-5のディーゼル車が優秀!
引用:http://www.mazda.co.jp/
CX-5とCX-8の燃費性能について、まとめていきます。
カタログ燃費 | 平均実燃費 | |
CX-5ガソリン | 14.8~16.0 | 10~12km/L |
CX-5ディーゼル | 17.2~18.0 | 17.1km/L |
CX-8ディーゼル | 17.0~17.6 | 15.4~15.8km/L |
これを見るとわかりますが、燃費性能ではCX-5のディーゼルが良いことがわかります。
実は、CX-8のエンジンは、2.2リッターのクリーンディーゼルターボだけなんです。
CX-5のディーゼル車は、最高出力が175kwです。
それに対しCX-8は、最高出力が190kwと、数値的にはCX-5よりも勝っています。
しかし、3列シートであることからもわかる通り、CX-8はCX-5よりもボディが重いのが難点です。
つまり加速に関しては、CX-5の方が優秀と言えます。
このことが関係し、燃費もCX-5の方が良いという結果に繋がっているのでしょう。
CX-5とCX-8比較まとめ
CX-5とCX-8について、機能やエクステリアなどを比較してきました。
同じようでいて、それぞれしっかり特性を持っているSUVなので、検討する際にも迷うところですね。
CX-5とCX-8を比較すると、外観が似ているんですが、それぞれに特徴がありました。
その特徴がわかるとどちらを選べばいいのかも分かってきました。
まず、CX-5がおすすめな方は、燃費にこだわりたい方です。
特に、CX-5のディーゼルがおすすめです。
燃費が一番良いエンジンがこれなんです。
普段人数を乗せないという方は、CX-5がおすすめです。
一方で、たくさん人を乗せたい方や荷物をいっぱい積みたい方におすすめは、CX-8です。
CX-8はSUVの中でも珍しい8人乗りで、3列目をフラットタイプにすると荷室が大きいのもポイントです。