主にアウトドア好きが好んで乗るというイメージが強いSUVですが、最近では街乗りする方も増えています。
日本では路上や土地の大きさからも、比較的コンパクトサイズのSUVが人気がありました。
しかし、最近ではファミリーカーとしての需要が高まってきている事もあり、大きめのミドルSUVが注目されているのです。
その中で、特に人気があるのが、日産エクストレイルとマツダのCX-5。
2000年に初代が登場して以来、SUVの中でも都会的で日常で乗りやすい車種として多くの人に愛されているエクストレイルと、2012年に売り出しが始まった比較的新しいマツダのCX-5は、良く比較対象として話題に上がります。
そこでこちらでは、ミドルSUVを検討する際に選択肢の中に上がることが多い、CX-5とエクストレイルについて比較して行きたいと思います。
エクステリア比較
CX-5のエクステリア
引用:http://http://www.mazda.co.jp/
いかいもスポーティーな印象を与えるCX-5ですが、先代よりも車高が低くなったことでよりスタイリッシュさが強まりました。
その分横幅が広くなり、力強い安定感があります。
ボディカラーは全部で8種類で、ワインレッドよりも鮮やかでセクシーな色見の「ソウルレッドクリスタルメタリック」が発売されたのも人気の理由。
またCX-5のカラーにはリアルな金属感を表現した、マシーングレープレミアムメタリックもあります。
この2カラーは「匠塗り」とされ、躍動感のあるカラーが特徴です。
乗っているだけで上品さを演出することができますね。
エクストレイルのエクステリアに注目
引用:http://www.nissan.co.jp/
現行モデルで3代目となるエクストレイルは、初代の角ばったエクステリアから比べると、大分丸みを帯びた印象に変化しています。
いかにもアウトドア仕様のエクステリアから、シティ派な見た目に変わったことで、より身近で日常に密着したSUVに変化したということが人気の秘密でしょう。
また、エクストレイルは、日産が2010年頃から取り入れている「Vモーション」というデザインが魅力です。
よりタフな印象を強めるボディラインの他に、全部で12色もあるボディカラーもポイント。
どれも都会的なセンスの良さを感じさせる色合いで、個性を出したい時にぴったりです。
エクステリア比較表
CX-5 | エクストレイル | |
全長(mm) | 4,545(-145) | 4,690 |
全幅(mm) | 1,840(+20) | 1,820 |
全高(mm) | 1,690(-50) | 1,740 |
2車を比較すると、エクストレイルの方が全体的に大きいということがわかりますね。
インテリア比較
次に、CX-5と、エクストレイルのインテリアについて比較してみます。
CX-5 のインテリア
CX-5は、上品さが際立つインテリアが魅力です。
このインテリアが、大人の快適空間を演出してくれます。
引用:http://www.mazda.co.jp/
特に、運転席のインパネ周りは高級感を実感できる仕様となっています。
そのこだわりは、エアコンパネルやガラス投影型のアクティブドライビングディスプレイにまで見ることができます。
インテリアの見事なバランス感は、長時間乗っていても飽きがこない魅力的なデザインといえます。
エクストレイルのインテリア
エクストレイルの座席は強力な防水性シートにこだわり、どこまでもアウトドアへのこだわりが嬉しいポイントです。
引用:http://www.nissan.co.jp/
防水性シートなのに、夏場のシート蒸れも防いでくれます。
もちろん、マリンスポーツやキャンプの後も気軽に車に乗り込むことができるのは、アウトドア派の方にはうれしい仕様ですよね。
タフなエクステリアに見合った機能性が人気の秘密です。
操作性比較
CX-5の操作性
CX-5の操作性は、車と人とのポジションを重視し、より運転しやすさがUPしたことが特徴です。
引用:http://http://www.mazda.co.jp/
特に、オルガン式アクセルペダルを導入したことにより、より自然に踏みかえることが可能となりました。
これで、よりスムーズなドライビングを実現することができ、車体の振動や跳ねを軽減してくれます。
また、高速道路での安定性も抜群で、気分次第でドライブセレクションができるようになっています。
スポーティーな運転を楽しむことができるのもファンが多い理由です。
エクストレイルの操作性
エクストレイルの操作性は、ヨーモーメントコントロールを装備していることにより、ドライバーが思った通りのコーナリングやカーブの操舵性を発揮します。
引用:http://www.nissan.co.jp/
また、世界初のインテリジェントライドコントロール・エンジンブレーキ・トレースコントロールを実現しました。
引用:http://www.nissan.co.jp/
これらの搭載による効果は、主に3つあります。
①オフロードや足元の悪い道での振動を軽減
②コーナーでは運転をアシストしてくれるのでフットブレーキの負担を軽減
③ドライバーの操作性により、高速や山道のコーナリングへの安定感
居住性比較
アウトドア好きな方が乗ることも多いミドルSUVは、キャンプに向かうときなど、長時間車に乗る機会も多いですよね。
長時間乗るときに重要なのが、この居住性ですよね。
CX-5とエクストレイルについて居住性を比較していきたいと思います。
内装の大きさを比較
CX-5 | エクストレイル | |
室内長(mm) | 1,890(-115)
-(-665) |
2,005(2シート)
2,555(3シート) |
室内幅(mm) | 1,540(+5) | 1,535 |
室内高(mm) | 1,265(-5) | 1,270 |
定員(mm) | 5人 | 5人・7人 |
CX-5居住性
CX-5は5人乗りではありますが、実はエクストレイルとそこまで室内の大きさは変わりません。
快適に過ごすために、人間の体をいかに疲れさせないかという点にもこだわっているのです。
例えば、足元のスペースです。
スペースを十分に確保するように設計しています。
これによって、窮屈さを感じさせないようにしているんです。
エクストレイルの居住性
エクストレイルは、5人乗りと7人乗りが発売されています。
それに対して、CX-5は5人乗りのみ。
ファミリーカーや多人数を乗せる目的でSUVを探している方は、やはり7人乗りのエクストレイルをおすすめします。
エクストレイルは2列シート・3列シート共に、シートスライドやリクライニングができる仕様になっています。
これによって、後部座席の快適さが違うんです。
SUVで3列シートの車種は限定されています。
3列シートを選ぶことができる点も、エクストレイルの魅力の1つと言っても良いでしょう。
ラゲッジスペース比較
アウトドア利用やファミリーカーとして使うなら、ラゲッジスペースも気になるところですよね。
荷物がどれだけ乗るかは、普段のお買い物に使うときにも重要なポイントですよ。
CX-5のラゲッジスペース
CX-5はフル定員乗車時でも、ゴルフバッグを4つ(大きさによる)を収納できる大きさが人気です。
リアシート 4:2:4分割可倒式シートバックを搭載しているので、スキー板やスノーボードなどを積む時は、シートを好きなように倒して荷物を積むことができます。
引用:http://http://www.mazda.co.jp/
後部座席を全部倒せばフルフラットになりますし、片方ずつ倒せば縦長の荷物を載せることも。
エクストレイルのラゲッジスペース
エクストレイルのラゲッジスペースは、フルフラットモードはもちろん、床面に段差をつけることで汚れた道具と分別できる2段収納モード、また転がりやすい荷物を安定させるバーチカルモードがあります。
引用:http://www.nissan.co.jp/
これなら安心してアウトドアにも出かけることができます。
エンジン性能比較
車のパワー源でもあるエンジンの性能も、SUVを選ぶときに必要な検討材料です。
ここでは2Lエンジンで、CX-5とエクストレイルを比較します。
比較表
CX-5 | エクストレイル | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒直噴DOHC |
最高出力(kW)・(PS)/rpm | 115・156/6,000 | 108・147/6,000 |
最大トルク(N・m)・(kgfm)/rpm | 199・20.3/4,000 | 207・21.1/4,400 |
総排気量 | 2.0L | 2.0L |
CX-5のエンジン性能
CX-5の方は、街中を走行しやすいのが魅力で、安定した走りを見せてくれます。
操舵性も良く、ドライバーの思い描いた運転を楽しめ、さらに実燃費にこだわっているのがCX-5が愛されているところです。
エクストレイルのエンジン性能
エクストレイルはガソリン車で、MR20DDエンジンを採用しており、低燃費とハイパワーを兼ね揃えています。
また、エクストレイルは、アクセルをそこまで踏み込まなくても、楽な発進を実感することができるのも魅力です。
CX-5とエクストレイルの比較まとめ
マツダのCX-5と日産のエクストレイルについてのそれぞれの特徴を比較してきました。
日本でも人気があるSUVは、目的や好みに応じて選ぶ車種を検討するのがおすすめです。
見ためもインテリアも、アウトドア派が満足できる作りが多いSUVの中で、エクストレイルとCX-5は安定した人気があるのが特徴です。
この2車種を比較してみると上品で高級感のあるCX-5とパワーを感じることができるエクストレイルという特徴があることが分かりました。