スバルを代表するスポーツツーリングカーと言えば、フォレスターとレヴォーグの2台です。
クロスオーバーSUVとステーションワゴンという違いはあれど、比較に挙げられることの多い車ですね。
車の購入を検討中の方でも、フォレスターとレヴォーグで悩んでいるという方は少なくないと思います。
今回は、そんなフォレスターとレヴォーグを、様々な面から比較してみました。
走行性能や燃費、価格など、車選びの際に気になる部分を比較してみましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
フォレスターとレヴォーグ、それぞれの特徴
さて、同じ会社が作っているフォレスターとレヴォーグですが、それぞれの立ち位置にはかなり違いがあります。
フォレスターはクロスオーバーSUV、レヴォーグはステーションワゴンとして、国内外から高い評価を得ていますね。
まずは、フォレスターとレヴォーグがどんな車なのか、確認してみましょう。
大人気SUV、フォレスターの特徴
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/content/safety/img/safety1/kv.jpg
フォレスターは2018年に5代目が発売された、大人気長寿SUV。
クロスオーバーSUVという立ち位置で、力強くワイルドなフォルムが特徴です。
車高が高く、シティユーズでもオフロードでも、シーンを選ばず安定した走りを見せてくれます。
室内空間も広々としていて、ファミリーでの旅行や、アウトドアの際にも真価を発揮してくれそうですね。
街乗りタンカー、レヴォーグの特徴
引用:https://www.subaru.jp/levorg/levorg/content/design/img/exterior/img01.jpg
対するレヴォーグは、2014年に発売されたステーションワゴンタイプ。
重厚なフロントマスクに引けを取らないほどのパワフルな走りが魅力の一つです。
オフロードは得意ではありませんが、小粋な街乗りタンカーとしては申し分ありません。
フォレスターとレヴォーグの燃費比較
フォレスター、レヴォーグは共に新世代ボクサーエンジンを搭載した車種です。
車選びをする上で非常に重要な要素である燃費ですが、それぞれの燃費はどの程度なのでしょうか。
ここでは、フォレスターとレヴォーグの燃費について比較してみましょう。
フォレスターの燃費
今回は両車ともにJC08モードでの燃費を比較してみたいと思います。
フォレスターは、2.0リットルエンジン車で、リッター14.6km、ハイブリッド車(e-BOXER)なら18.6kmという数字です。
フォレスター2.0リットルエンジンでのリッター14.6kmという数字ですが、4WDとしてはトップクラスの低燃費車といえます。
悪い悪いと言われることの多いフォレスターの燃費ですが、実は全く悪くありません。
燃費でフォレスターを候補から外してしまうのは、あまりにも勿体ないと思いますよ。
レヴォーグの燃費性能
対するレヴォーグのJC08モードの燃費はどうなっているでしょうか。
レヴォーグには1.6リットルエンジンと2.0リットルエンジンが存在します。
1.6リットルエンジンではリッター16.0km、2.0リットルエンジンではリッター13.2kmという数字です。
この数字もフォレスターに全く引けを取っておらず、ハイパワーターボエンジン搭載車としては素晴らしい低燃費といえると思います。
フォレスターとレヴォーグの走行性能の比較
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/content/driving/img/platform/kv.jpg
続いて、フォレスターとレヴォーグの走行性に関する比較を見てみましょう。
クロスオーバーSUVとステーションワゴンという大きな差がある両車ですが、走りの部分ではどう違うのでしょうか。
エンジンと駆動方式の比較
フォレスター、レヴォーグともに現行モデルの駆動形式は4WDです。
4WD方式は、全輪駆動で未舗装道路や悪路でも強さを発揮するのが特徴です。
もちろん、牽引力に関しては右に出る車はありません。
フォレスター、レヴォーグともにエンジン種類は水平対向4気筒DOHCです。
この水平対向エンジンは、エンジンの高さを抑えることが出来、重心を低く抑えられる特徴を持ちます。
低振動かつ回転バランスに優れている点が、メリットとして挙げられますね。
フォレスターの走行性能
フォレスターの排気量は1,995cc、最高出力が109kW(148ps)/6,200rpmで、最大トルクは20kgf(196Nm)/4,200rpmという数字です。
フォレスターの魅力は、何といってもその加速力と最高速度です。
郊外や険しい道を悠々と力強く走ることもできれば、市街地でもスタイリッシュな走りをすることができます。
レヴォーグの走行性能
レヴォーグの排気量は1,599ccで、フォレスター(1,995cc)に比べるとかなり馬力は見劣りします。
最高出力は125kW(170ps)/5,600rpmで、最大トルクは26kgf(250Nm)/4,800rpmという数字です。
排気量は劣りますが、ターボ車なので、走行性能は、あなどれない数値になっています。
フォレスターとレヴォーグの室内空間比較
ここでは、快適なドライビングに欠かせない室内空間についての比較を見てみましょう。
乗車定員は、両車ともに定員5名です。
同じ定員なので、イメージがしやすいですね。
フォレスターの室内空間
・室内長 … 2,095mm
・室内幅 … 1,540mm
・室内高 … 1,280mm
・車体重量 … 1,500kg
レヴォーグの室内空間
・室内長 … 2,005mm
・室内幅 … 1,490mm
・室内高 … 1,205mm
・車体重量 … 1,530kg
フォレスターの広々とした快適な空間
フォレスターは、レヴォーグと比べると90mm長く、幅も50mm大きく、高さも75mm高く作られています。
両車の室内容積は、フォレスターの4.13立方メートルに対し、レヴォーグは、3.6立方メートルです。
単純に、乗車定員の5名で、室内容積で割るとフォレスターが、約0.83立方メートルです。
それに対して、レヴォーグは、約0.72立方メートルのスペースが1人あたりに割り当てられます。
フォレスターの室内空間のほうが、かなり大きいことが分かりますね。
フォレスターの内部の車高も高いので、背が高い方でも、そこまで屈む必要がないというのは嬉しいですね。
重量比較
軽快な走りをするために気になる重量ですが、30kgほどフォレスターの方が軽いのも特徴です。
車両サイズも大きいのにフォレスターの方が軽いんです。
フォレスターとレヴォークの価格比較
気になる価格についても比較していきます。
・フォレスター:260~287万円
・レヴォーグ:265~375万円
車両本体価格は、フォレスターのほうが安いです。
最新のハイブリッド車のAdvanceでも300万円を切る価格帯です。
フォレスターとレヴォーグの比較まとめ
フォレスターとレヴォーグの比較を、燃費や走行性能、サイジングでまとめてみました。
こうして見てみると、全体的にフォレスターの方がお勧めなのかな、と思います。
価格面でもフォレスターの方が低価格レンジなので、予算面からも購入しやすいのではないでしょうか。
もちろん、クロスオーバーSUVであるフォレスターなら、車本来の目的である走りそのものを楽しむことができます。