いま、巷で大人気のSUV。
スポーティーに乗りこなすのも、ファミリーでドライブするのも、シーンによってその姿は千座万別。
SUVと一言で言っても、様々な車種が存在します。
今回はそんなSUVの中でも特に人気の2車種、フォレスターとハリアーについて様々な角度から比較してみました。
次の車に悩んでいる方も、絶対にSUVと決めている方も、ぜひ参考にしてみて下さいね。
フォレスターとハリアー、外観の比較
トヨタのハリアーとスバルのフォレスター。
共にミドルサイズのSUV車であるこの2車種は、並べて比べられることも多い関係です。
まずは、フォレスターとハリアーの外観やサイズ感について比較してみましょう。
タフで本格的なフォレスターの外観
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フォレスターの外装は近年よく見る丸みのあるクーペ風のデザインとは対極的に、無骨なフォルムをしています。
いわゆる水平基調のデザインのフォレスターは、運転席からもボンネットが良く見えて、車幅やボディの先端位置も分かりやすい造りが特徴。
丸みの少ないボディに高い車高から、タフで本格的なSUVの雰囲気を強く感じさせるデザインとなっています。
重厚感と高級感を醸し出す、ハリアー
引用:https://toyota.jp/pages/contents/harrier/003_p_007/image/exterior/top/carlineup_harrier_exterior_top_pic_01_01_large.jpg
ハリアーの外装は重厚感のあるボディと、フロントからリアにかけた輪郭の流曲線が美しいデザインが特徴。
ハリアーとは英名でチュウヒを意味し、それを真似たエンブレムマークの存在感もアクセントとなっています。
直感的に高級感を訴えかけてくるその外観は、実際に高額である車両代金も『妥当』と納得できると評判です。
フォレスターとハリアーのボディーサイズ比較
・フォレスター:全長4,595mm、全幅1,795mm、全高1,715mm
・ハリアー:全長4,720mm、全幅1,835mm、全高1,690mm
ハリアーの方がフォレスターよりも全長も全幅も大きいのに、全高は低くなっています。
そのため、ハリアーは高級感だけではなく重厚感のある高級SUVの印象で、大人の男性に人気の車です。
対してフォレスターは、高級感もありますが、若い世代や家族連れでもアクティブに乗りこなせる印象を受ける外観です。
家族の多い方や広い車を探している方は、開放感のあるフォレスターの方が人気が高いようです。
フォレスターとハリアー比較、内装やデザインは?
高級感溢れるハリアーの内装
ハリアーのラグジュアリーSUVたる所以は、外装以上に内装に垣間見ることができます。
グレードによって差は生じますが、パワーシートや革巻き、ウッド調の内装は高級サルーンそのもの。
これまでの車の常識を覆す高貴な内装は、男心をくすぐるものとなっています。
乗る人に優しいフォレスターの内装
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/content/design/img/interior/dealeroption/img_d-op01.jpg
対するフォレスターの内装は、ハリアーのような上品な雰囲気とは違い、近代的で実用的な設備が充実しています。
エアコン類やハザードなど、使用頻度の高いものは使いやすい配置にしてあるのも特徴的。
運転する人への配慮が多く見られる内装は乗る人を選ばず、多くの人が納得できるデザインと言えるでしょう。
フォレスターとハリアーの室内の比較
・フォレスター:室内長2,095mm、室内幅1,540mm、室内高1,280mm
・ハリアー:室内長1,965mm、室内幅1,480mm、室内高1,220mm
フォレスター、ハリアーは共に基本的には、5人乗りです。
ハリアーはエンジンの大きさなども影響し、外観の大きさに比べ室内が広いとは言い切れません。
対してフォレスターは広い室内が確保されているので、家族で乗る機会が多い方や大人数でのアウトドアにお勧めです。
フォレスターとハリアー、荷室の利便性を比較
SUVの荷室の広さ、二大巨頭
もともとアウトドアを意識して設計されているSUVにとって、荷室の広さは大きな魅力の一つです。
実はフォレスターとハリアーは、SUVの荷室の広さランキングで1位と2位を独占する車種です。
1位のフォレスターは、840mm×1,300mm×785mmで、3辺合計2,925mmです。
対するハリアーは、1,000mm×1,130×765mmで、3辺合計は2,895mmとなっています。
それぞれの荷室の特徴も見てみましょう。
SUVトップの積載量を誇るフォレスター
フォレスターの荷室の容量は、505リットルとSUVの積載量でも随一。
更に荷室の床部のトレーは発泡スチロール製となっており、丸々水洗いをすることもできます。
アウトドア派のユーザーも安心してハードワークに勤しむことができるでしょう。
積極的にアウトドア使用をする方はもちろん、日常生活においても高い利便性を備えていることは間違いありません。
多少大きな買い物をしてもモノともしませんし、部活の送迎やゴルフの荷物などでも大活躍することでしょう。
荷室にも漂うハリアーの高級感
引用:https://toyota.jp/pages/contents/harrier/003_p_007/image/interior/comfort/carlineup_harrier_interior_comfort_pic_15.jpg
元々、シティ派高級SUVとしてオフロード性能を除外して造られているハリアー。
乗り心地やオンロードでの走行性能は高いSUVですが、アウトドア性能が低いことは否めません。
荷室やシートの防水処理もされていないので、レジャー向けではないのは間違いありません。
とは言えSUVの中でもトップクラスの積載量を誇るハリアー。
高級感と開放感を兼ね備えた荷室は、シティユーズでも大きく活躍することでしょう。
フォレスターとハリアーの比較まとめ
ここまで、フォレスターとハリアーのデザインや内装、荷室の広さなどを基準に比較を行ってきました。
いかがでしたでしょうか?
お分かり頂けたように、フォレスターとハリアーはSUVの中でも性質がかなり離れている特徴的な2車種です。
特徴があるので、好みに関しては意見がはっきりと分かれるのではないでしょうか。
ハリアーは上品にSUVを乗りこなしたい人に、お勧めのSUV。
フォレスターはアウトドアや街乗りなど、本来のSUVとしての用途で乗りたい人にお勧めです。
用途やシーンに囚われないカジュアルなSUVであるフォレスターなら、人や場所を選ばず、どんな場面でも映えると思いますよ。