新型CX-5は多くのグレードが存在します。
グレードごとにスペックも異なります。
CX-5のグレードごとのスペックを紹介します。
それではご覧ください。
CX-5のエンジンスペックの種類
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/grade/?link_id=sbnv#cx-5
CX-5は、「ガソリン」と「ディーゼル」の2種類から選ぶことができます。
ガソリンには、3種類のグレードがあり、ディーゼルのグレードは1種類の設定になっています。
CX-5のガソリングレード
CX-5のガソリングレードは、3種類あります。
グレードは、「スタンダードグレードの20S」、「上位ランクの25S」、「最上位ランクの25T」の3つの設定があります。
20Sのエンジンスペック
スタンダードグレードの20Sには、直列4気筒2000cc自然吸気エンジンが搭載されています。
最大出力156馬力で、最大トルク20.3N・mです。
これは、2000cc自然吸気ガソリンエンジンとしては、平均的な性能です。
20Sラインナップ
20Sには、安全装備を充実した20Sプロアクティブの設定も用意されています。
駆動方式
20Sの駆動方式は、2WDのみとなっています。
25Sのエンジンスペック
直列4気筒2500cc自然吸気エンジンを搭載しています。
最大出力190馬力、最大トルク25.7N・mです。
こちらも、2500cc自然吸気ガソリンエンジンとしては、平均的な性能です。
25Sラインナップ
スタンダードグレードの25Sに、安全装備を充実した「25Sプロアクティブ」があります。
さらに、装備が充実した「25S Lパッケージ」があります。
駆動方式
基本的には、4WDの設定のみです。
但し、25S Lパッケージのみ2WDと4WDの両方の設定があります。
25Tエンジンスペック
ガソリングレード最上級の25Tは、新型CX-5から追加されたグレードです。
エンジンは、新開発された直列4気筒2500cc直噴ターボエンジンが搭載されています。
最高出力230馬力、最大トルク42.8N・mというスペックになります。
ターボエンジンなので、馬力の比較が難しいですが、ピークパワーより実用トルクを追求したエンジンです。
最大トルク42.8N・mというスペックは、かなり高性能になります。
25Tラインナップ
スタンダートの25Tに加えて、「豪華装備のLパッケージ」と、「最上級の特別グレードのエクスクルーシブモード」の3グレードで展開されています。
駆動方式
2WDと4WDの選択が、全グレードで可能です。
CX-5のディーゼルグレード
ディーゼルエンジンのスペック
ディーゼルは直列4気筒2200ccターボエンジンのみの設定です。
最大出力190馬力、最大トルク45.9N・mというスペックになります。
190馬力という最大出力も優れていますが、特筆すべきは45.9N・mという怒涛の最大トルクです。
ガソリンエンジン換算では、自然吸気4500ccエンジンレベルです。
ディーゼルグレードのラインナップ
ディーゼルグレードは、4つのラインナップがあります。
・スタンダードグレードのXD。
・安全装備充実のXDプロアクティブ。
・豪華装備のXD Lパッケージ。
・最上級グレードのXDエクスクルーシブモードが設定されています。
全グレードで2WDと4WDが選べます。
ディーゼルモデルは6速MT選択可能
さらにディーゼルでは、6速MTモデルも選べます。
高性能ディーゼルエンジンを搭載したCX-5の動力性能は、スポーツカー顔負けです。
スポーツカーに搭載される6速MTミッションで走る楽しさは、
格別のモデルになっています。
CX-5の燃費性能比較
画像引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/accessories/?link_id=sbnv
次は、燃費性能を比較していきます。
新型CX-5の燃費データ
新型CX-5の燃費データは、WLTCモードの基準で表記されています。
WLTCモードとは、燃費基準の1つで、国際規格の基準になります。
元々、国産車のカタログ燃費はJC08モードという基準で表記されていましたが、これは日本独自の基準になります。
国産車では、現在もJC08モードで表記されている車種もあります。
JC08モードとWLTCモードの違いは?
WLTCモードは、JC08モードと比較して、実燃費に近いと言われています。
WLTCモードで表記されているCX-5の燃費データは、実燃費により近いデータで表示されているということになります。
CX-5ガソリングレードの燃費
20Sの燃費
カタログ燃費 | リッター14.6キロ |
実燃費(市街地走行) | リッター12キロ前後 |
ノンハイブリッドの2000ccガソリンエンジンでは優れた燃費性能と言えます。
25Sの燃費
カタログ燃費 | リッター13.8キロ |
実燃費(市街地走行) | リッター10キロ前後 |
2000ccモデルと比較すると燃費が悪い傾向になりますが、排気量が500cc大きい分を考慮すると仕方ないとも言えます。
25Tの燃費
カタログ燃費(2WD) | リッター12.6キロ |
カタログ燃費(4WD) | リッター12.2キロ |
実燃費(市街地走行) | リッター8キロ前後 |
この数値をどう捉えるかは人それぞれになりますが、個人的には優れていると思います。
それは、230馬力のターボエンジンを搭載したSUVで、リッター8キロも走ればとても優れています。
一昔前ならリッター5キロ前後が常識でした。
現在のターボエンジンは、優れた燃費性能を発揮します。
CX-5ディーゼルグレードの燃費
カタログ燃費(2WDAT) | リッター17.4キロ |
カタログ燃費(2WDMT) | リッター19.4キロ |
カタログ燃費(4WDAT) | リッター16.8キロ |
カタログ燃費(4WDMT) | リッター18.6キロ |
ディーゼルモデルの実燃費
実燃費は、AT車の市外走行でリッター16キロほどです。
MT車は、ドライバーにより燃費が大きく異なるので正確な数値が出ていませんが、それでもAT車よりリッター1キロは優れています。
数値だけ見ると、ディーゼルはガソリンより大幅に燃費が優れています。
それでは、これらを踏まえて、次におすすめグレードを紹介します。
CX-5のおすすめグレードはこれ!
画像引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/grade/?link_id=sbnv#cx-5
グレードごとのカタログスペックの比較を踏まえるとおすすめは、やはりディーゼルになります。
CX-5はディーゼルがおすすめ!
CX-5の場合、全体の7割がディーゼルになります。
こうしてスペックで比較すると一目瞭然です。
エンジンの最大出力と最大トルク、そして燃費。
全ての面においてディーゼルがガソリンを上回っています。
ガソリンとディーゼルで対決すると、一方的な戦いになります。
ディーゼルの圧勝です。
CX-5は先代からディーゼル優位
先代のKE型CX-5は2000ccガソリンと2200ccディーゼルターボの展開でした。
ガソリンの優位性は低価格くらいですが、燃費を含めたランニングコストはディーゼルのほうが圧倒的に低いので大したアドバンテージにはなりません。
とにかくディーゼル優勢だったので、現行KF型から2500ccエンジンモデルが追加されました。
これにより最高出力はディーゼルと同レベルになりましたが、最大トルクでは大敗です。
カタログスペックでは、最大出力より最大トルクのほうが重要です。
そのトルクの差はあまりにも大きく、まだディーゼル圧勝です。
ディーゼル優勢だったので、ガソリンにテコ入れ
それを受けて、2018年11月のマイナーチェンジで、ガソリンに25Tが追加されました。
これで最大出力は圧勝、最大トルクもディーゼルと同レベルになりました。
動力性能もディーゼルと肩を並べるレベルになりましたが、車両価格も跳ね上がってしまいました。
ガソリンの静粛性が欲しい方には25Tは魅力でしょうが、ランニングコストではディーゼルに敵いません。
おすすめグレードはXDプロアクティブ
個人的おすすめグレードは、XDプロアクティブです。
新車価格もさほど高くなく、装備も充実です。
豪華装備のLパッケージになると、革シートになります。
SUVで革シートの需要はさほど多くなく、必要不可欠ではありません。
むしろ使い勝手のいい布シートのプロアクティブのほうが需要は高いです。
需要が高ければ、下取査定も高値が期待出来ます。
さらに、国産ディーゼルSUVというだけで、輸出需要が高いです。
個人的おすすめは6速MT
ここからは個人的嗜好になりますが、6速MTモデルもおすすめしたいグレードです。
日本はアメリカに次ぐAT大国なので、MTの需要は少ないです。
しかし、その市場に、マツダは6速MTモデルを投入しました。
MT車が好きな方には、運転を最高に楽しめる1台になっています。
MTをおすすめする理由のひとつとして、輸出需要の高さがあります。
国産中古車が輸出される国々では、日本ほどAT需要が高くないです。
そんな国々ではMT車は歓迎されます。
よって値落ちしにくく、高価下取が期待出来る1台になります。
CX-5スペック比較まとめ
CX-5という車のスペックを比較すると、ディーゼルが圧倒的優勢になります。
実際の販売台数もディーゼルの割合が多いのが、それを象徴しているかもしれませんね。
ガソリンもよく出来た車なのですが、ディーゼルと比べると分が悪いです。
CX-5を選ぶときに、ガソリンにこだわりがないのであれば、高いレベルで完成されたディーゼルモデルを強くおすすめします。