ミニバンのハイブリッドと言えば、以前はアルファードやエスティマといった3ナンバーのミニバンしかありませんでした。
しかし、ヴォクシーやノアにハイブリッドのラインナップが加わってからは、他社でもハイブリッドが増えてきたんです。
ホンダのステップワゴンは、人気主力シリーズのSPADAにハイブリッドを搭載してきていますよね。
日産でもセレナに、ハイブリッドに対抗したe-powerを登場させました。
ミニバンのハイブリッド車を選ぶときに、迷うのがこの3車種という方も多いですよね。
そこで、ヴォクシーハイブリッドのライバルとなる3車種を比較しました。
新型ヴォクシーのハイブリッド
引用 https://toyota.jp/voxy/exterior/?padid=ag341_from_voxy_navi_exterior
ヴォクシーを製造しているトヨタは、ハイブリッドのパイオニア的存在ですよね。
その技術は、プリウスで培い、様々な車に流用しています。
新型ヴォクシーもその流れをくむ1台です。
新型ヴォクシーハイブリッドの燃費
新型ヴォクシーハイブリッドのカタログ燃費(JC08モード)は、23.8km/Lです。
これに対して、ガソリン車のヴォクシーのカタログ燃費は、16.0km/Lとなっており、7.8km/Lも低燃費になっています。
これは、ハイブリッド持つ特徴が要因となっています。
新型ヴォクシーハイブリッドのエンジン
低燃費はもちろんのこと、エンジンとモーターによるスムーズな加速性能や静粛性は、まるで、高級車並みの優れた走行性能があります。
まず、スタート時には、モーターで発進して燃料をセーブします。
そして、通常走行時は、モーターとエンジンで効率良く加速ができます。
また、減速時には、車輪がモーターを駆動して発電することができるんです。
エネルギーを効率良く回収するトヨタのハイブリッドは、街乗りでも燃費効率に優れています。
新型ヴォクシーハイブリッドの価格
新型ヴォクシーハイブリッドXで、3,014,280円からとなっています。
ガソリン車のヴォクシーXと比較すると、ハイブリッドは、517,320円割高になっています。
しかし、この価格差があったとしても、ハイブリッドを選択する方も多いんです。
それは、ハイブリッドの持つ加速性能と静粛性を考えると、ハイブリッドを選択するほうがいいと考えるからです。
ホンダステップワゴンハイブリッド
引用 https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/type/hybrid/
ステップワゴンハイブリッドの燃費
ステップワゴンのハイブリッドは、クラストップレベルの低燃費です。
カタログ燃費(JC08モード燃費)で、25.0km/Lとなっており、新型ヴォクシーよりも燃費が良いとされています。
ステップワゴンハイブリッドのエンジン
エンジンにも特徴があります。
ステップワゴンのハイブリッドシステム「スポーツハイブリッドi-MMD」は、アクセルを踏んだ瞬間、ダイレクトかつ静かでスムーズな加速を生み出すのが特徴です。
エンジンは、発電をすることに徹底し、幅広い領域をモーターで走ることで力強さと燃費性能を発揮します。
モーターには、走行用と発電用の2モーターがあります。
走行用モーターは、高出力・高トルクを発揮するので、最高出力184ps/5,000~6,000rpmで、最大トルクは32.1kgf・m/0-2,000rpmとなっています。
これは、2000ccクラスのミニバンでは、なしえない走行性能ですね。
ステップワゴンハイブリッドの価格
価格は、3,300,480円からです。
これは、ガソリン車のステップワゴンと比較すると448,200円割高になっています。
ヴォクシーハイブリットと比較すると、約285,000円高くなっています。
この価格差があっても力強い走行性能を求めている方は、ステップワゴンハイブリッドを支持する方が多いです。
セレナハイブリッド(e-power)
引用 https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html
日産のハイブリッドといえば、e-powerです。
ノートe-powerで頭角を現しはじめたe-powerが、日産の主力車種セレナにも搭載されました。
セレナハイブリッドの燃費
ミニバンクラスNO1の燃費は、このセレナハイブリッドなんです。
カタログ燃費(JC08モード)で、26.2km/Lと新型ヴォクシー、ステップワゴンを抜いて1位です。
セレナハイブリッドのエンジン
e-powerは、充電の必要がない電気自動車なんです。
走行は、走行用モーターで駆動させて、充電をエンジンで行うという今までのハイブリッドとは違う方式をとっています。
常に100%モータードライブなので、走り出しから滑らかに力強い走りが楽しめます。
最高出力136ps、最大トルク32.6kgf・mという走行性能で、走り出しから高トルクが続くと言うのは気持ちがいいですね。
また、走行をモーターですることにより車内の静粛性がUPしています。
発電用のエンジンは1.2Lと小さいことや、エンジンの回転制御も加速に応じて行っているので静粛性を保つことに徹底されています。
セレナハイブリッドの価格
セレナハイブリッド(e-power)Xで2,968,920円です。
ガソリン車のセレナと比較すると479,520円割高になっています。
しかし、新型ヴォクシーやステップワゴンと比較しても、300万円を割っているのはセレナのみです。
ライバル車比較結果一覧
今回比較した項目は、カタログ燃費と価格でした。
この2項目で評価がよかったのは、セレナです。
カタログ燃費もライバル車の中で、最もよかったです。
価格についても最安値でした。
ヴォクシーライバル車比較のまとめ
新型ヴォクシーのライバル車のステップワゴン、セレナのハイブリッドシステムを比較しました。
どのミニバンもハイブリッドの需要が高まっているので、魅力的なシステムに仕上がっています。
比較できる数値を比較したハイブリッドの比較では、セレナがおすすめです。