今話題のミドルSUVは、機能性や見た目など、様々な改良が進められています。
アウトドア志向の方だけではなく、より一般的に、受け入れられやすい車種が増えているのも特徴。
最近はファミリーカーとしての需要も高まり、シティ乗りをするために購入するという方もいるほどです。
その中でもマツダのCX-5と、トヨタのハリアーは、上質なSUVとして紹介されることが多いですね。
SUVを検討した方なら、候補に入れた方も多いことでしょう。
しかし、いったい何を基準に、決めたら良いかは悩むものです。
そこで、CX-5とハリアーについて、項目ごとに比較して、どちらがおすすめかを比較していきます。
エクステリア比較
CX-5は、上品で大人なSUVさが魅力
引用:http://www.mazda.co.jp/
マツダのCX-5は8種類のボディカラーが特徴で、デザインにとてもこだわっています。
「魂動」というテーマのもと、車に命を吹き込むということを中心にして、作られていることで知られています。
「ソウルレッドクリスタルメタリック」や、「マシーングレープレミアムメタリック」という、まさに匠の技ともいうべきカラーを実現。
これは金属の魅力を最大限に活かした、マツダの挑戦であり、オリジナル性だと言えるでしょう。
ハリアーは、ダイナミックゴージャスなSUVさが魅力
引用:http://https://toyota.jp/
ハリアーはボディカラーが7色あって、鷹のエンブレムがトレードマーク。
アウトドア好きな好むような、大型で角ばったイメージのエクステリアではないのが特徴です。
都会的な街並みに良く似合う、洗練されたエクステリアが魅力。
また、CX-5が大人の上質感を演出しているのに対し、ハリアーはゴージャスな雰囲気をかもしだしています。
VIPな感じがする、という口コミもたくさんあるほどです。
まさに「高級SUV」という言葉の、先駆者的な車であると言えるでしょう。
インテリア比較
CX-5は、シンプルな落ち着きが魅力
引用:http://www.mazda.co.jp/
CX-5のインテリアは、シンプルさにこだわった、上質な空間が特徴です。
体をすっぽりと包み込む、「人間工学」に基づいて作られたシートは、特に優秀です。
長時間のドライビングにかかる体の負担を少なくしてくれます。
また、水平を意識して設計されたコンソールパネルは、乗車した人のことを思って作られたさすがのデザインです。
ラグジュアリーさよりもシンプルにこだわったというイメージです。
しかし、ゴチャっとした余計なものを、一切取り払った快適さがCX-5にはあります。
ハリアーは、ラグジュアリーでリッチさが魅力
引用:http://https://toyota.jp/
ハリアーのインテリアの魅力は、ドアを開けた瞬間から感じることができる、ラグジュアリー感にあります。
シートのゆったりとした印象と、全体のデザインを機械的にまとめたインテリアがその象徴です。
デザイン性を統一させつつ、操作性にもこだわっています。
その代表例が、オプティトロンメーターというメーターを採用している点です。
これによって、昼間でも視野性を確保することができるのも、嬉しいポイントです。
走行性比較
CX-5は回転上昇と静寂さが魅力
引用:http://www.mazda.co.jp/
CX-5は走り出しの加速が先代よりもスムーズになり、回転速度の速やかな上の割に、静寂さをキープしているところが魅力的です。
徹底的に落ち着いた大人の空間にこだわったCX-5の車内は、もはや低音の走行音しか聞こえないほど。
ガソリン車はディーゼル車ほどの馬力はないものの、「人馬一体」を掲げているマツダだけに、ガソリン車でも伸びの良いドライビングを楽しむことができます。
またCX-5は雪道などの悪路や、オフロードでの力を発揮します。
ハンドルのスムーズさをより感じる事ができるCX-5は、振動や首振りをなるべく抑えた走行性がポイント。
ただ実燃費はディーゼル車・ガソリン車共に、16~18キロ程度です。
燃費がとても良いとは言えないものの、街乗りと高速道路などで実燃費は変わります。
市街を走行する際には、どの車も実燃費は悪くなるので、そこまで気にするほどではないでしょう。
ハリアーの走行性魅力
ハリアーもまた、どんな天候でも、同じような安定した走りを見せてくれます。
前輪駆動状態と4輪駆動状態を、自動的に抑制する力が装備されているため、どんな悪路でも落ち着いた走りを実現することができます。
また、車両の動きに合わせて、ドライバーの予想通りの操舵性を算出してくれます。
そのため、旋回時などでも思った通りに、車を回転させることができるのです。
CX-5とハリアーはどちらもゆったりスペース確保
CX-5の室内寸法:1,890×1,540×1,265mm (全長×全幅×全高)
ハリアーの室内寸法:1,965×1,480×1,220mm (全長×全幅×全高)
比較すると-75、+60、+45
これを見ると、CX-5の室内寸法のが大きいのがわかりますね。
CX-5もハリアーも、2列シートの5人乗りです。
多人数で乗る目的でなければ、スペースも十分でしょう。
CX-5の特徴
CX-5のリアシートは4:2:4の分割可倒式、4パターンで自由自在です。
また、シート構造が体に優しい計算方法を採用していることで、後列に乗車しても体をしっかり包み込んでくれます。
例えば、170cmの大人の男性が乗り込んでも、窮屈さを感じる事はそうないでしょう。
ハリヤーの特徴
ハリアーは床から座面の間隔が広く、足のスペース確保できるのが魅力。
しかも、シートが柔らかく、座り心地が良いので、SUVの中でもくつろいで座ることが可能な1台です。
しかも、室内の高さがあるので、足をしっかり床に下ろすことができるのです。
ラゲッジスペース比較
CX-5はゴルフクラブ4つ分
引用:http://www.mazda.co.jp/
CX-5のラゲッジスペースは、荷室長×荷室幅×荷室高:960×1,040×790mmです。
これは、ゴルフバッグを4つ乗せられる大きさで、椅子を倒さない状態でも乗せられるのが大きなポイントです。
また4パターンのリアシートにより、シートをアレンジすることで、スノボーなどの長いものも収納できます。
ハリアーは高さがCX-5より低め
引用:http://https://toyota.jp/
ハリアーのラゲッジスペースは、荷室長×荷室幅×荷室高:1,000×1,130×765mmです。
長さ、横幅はハリアーの方が大きいですが、高さはCX-5の方がありますね。
ただ、そこまで大きな差がなく、どちらも十分な収納スペースがあります。
エンジン性能比較
CX-5のエンジンは静かでパワフル
引用:http://www.mazda.co.jp/
CX-5には、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンがあります。
しかもSKYACTIV-Gシリーズに、ガソリンターボエンジンが仲間入りし、ますますパワーアップ。
CX-5エンジン性能表
【最高出力】 | 【最大トルク】 | |
SKYACTIV-G 2.5 | 2WD:140kW〈190PS〉/6,000rpm 4WD:138kW〈188PS〉/6,000rpm |
2WD:252N・m〈25.7kgf・m〉/4,000rpm 4WD:250N・m〈25.5kgf・m〉/4,000rpm |
SKYACTIV-G 2.0 | 115kW〈156PS〉/6,000rpm | 199N・m〈20.3kgf・m〉/4,000rpm |
SKYACTIV-D 2.2 | 40kW〈190PS〉/4,500rpm | 450N・m〈45.9kgf・m〉/2,000rpm |
SKYACTIV-G 2.5は、街乗りでの走り出しの良さが魅力です。
SKYACTIV-G 2.0は、近距離や家族の用事で乗る程度の方におすすめ。
スムーズな走り出しが女性ドライバーにも人気がある秘密です。
SKYACTIV-D 2.2は、高速道路やオフロード、山道などで安定した走りをすることができます。
ハリアーは、加速フィーリングが最高
引用:http://https://toyota.jp/
ハリアーのエンジン性能表
【最高出力】 | 【最高トルク】 | |
ターボエンジン | 170(231)/5,200〜5,600 | 350(35.7)/1,650〜4,000 |
ハイブリッドエンジン
2.5L 2AR-FXEエンジン |
112(152)/5,700 | 206(21.0)/4,400〜4,800 |
ガソリンエンジン | 111(151)/6,100 | 193(19.7)/3,800 |
ハリアーの魅力は加速です。
排気ガス温度を調整することで、燃費性能もあげたことでより質が良くなりました。
走り出しのフィーリングの良さで知られ、街乗りでも十分に楽しむことができます。
エンジンの種類
ハリアーには、ターボ車とハイブリッド車があります。
ハリアーのターボ車の加速は、力強いことで知られています。
ドライバーが気持ちの良い、加速を体感できます。
また、加速音が気にならないのもポイントです。
ハリアーに乗車した人の口コミでは、「静か」という言葉を良く耳にするほどです。
また、走行制御モードが搭載されています。
パワーモードやスポーツモードなどのモードを走行シーンに合わせて選択することも可能です。
CX-5とハリヤーの比較まとめ
人気ミドルSUVの、CX-5とハリアーを比較しました。
おすすめは、上質な大人のSUVさを楽しむことができるCX-5です。
長距離車として利用したい方には、ディーゼルのCX-5がおすすめ。
また、CX-5の上質な走りを楽しみつつ、市街地乗りをベースとしたい方なら、ガソリン車のCX-5がおすすめでしょう。
全体的に安全性能が充実しているCX-5は、高齢者や運転ビギナーにもぴったりです。
しかし、ハリアーのゴージャスさも引けをとりません。
エンジン+モーターの、ハイブリッドシステムを楽しみたい中級以上のドライバーにはハリアーがおすすめ。
ただ安全性能は、CX-5に劣ります。
現在2車を比較しても、それぞれの魅力がありますね。
目的次第で検討していくのがおすすめですね。