昔と違い、最近の車は軽量化や事故を起こした時の安全性なども考慮して、ガラスからポリカーボネイトに材質が変わってきました。
このポリカーボネイトが厄介で、紫外線を吸収して黄ばんでしまい、結果としてヘッドライトが暗くなってしまいます。
ヘッドライトの黄ばみはトンネルや夜道の走行にも安全上の支障をきたしますし、当然、光量がたりなくなりますので、車検にも通らないこという問題が発生します。
個人的に思うことは、車検に通らなくなるほどヘッドライト曇ってくるというのは問題ではないでしょうか。
以前、100系ハイエースのテールライトが経年劣化で赤色が落ち、透明になってくるということでリコールになった気がしますが、これも同様に考えてほしいものです。
まあ、保証期間内で車検に通らなくなるまで劣化することは無いのでメーカーとしては「知らねーよ」というスタンスでしょうけど。
我が家のサンバーディアスも来た当時はヘッドライトの透明性は殆どなく、夜道が怖いくらいでした。幸い、もともとフォグランプがついているグレードですので、フォグライトを併用していました。でもフォグライトは普段点けていると対向車にとってはまぶしく感じることも多く、よろしくありません。
このため、サンバーディアスのヘッドライトは一度コンパウンドで磨き上げ、量販店で購入した簡易コーティングを施し、綺麗にしていたのですが、最近また少し黄ばみが気になる様になってきました。
2年前に引っ越してきた宮崎県は紫外線が強いのか、岐阜に住んでいたころよりヘッドライトが黄ばむ速度が速いように感じます。岐阜にいた時に乗っていた車と違いますので、気のせいなのかヘッドライトの材質のせいなのかはわかりませんが。
さて、我が家のサンバーディアス君のヘッドライトは前回はコンパウンドでゴシゴシ磨いて綺麗にしたのですが、もっと簡単に綺麗にする方法はないものかと探していたところ、面白いものをダイソー(100均)で発見し購入したのでレポートしてみます。
それがこちら。
なんと!
虫よけスプレーです。
ダイソーで購入したので当然100円(税別)です。
この虫よけの成分を見ていただきたいのですが、この『ディート』という成分がヘッドライトレンズのポリカーボネイト表面を溶かして黄ばみを取ってくれるという情報を耳にしたので、すかさずゲット!
このダイソーの虫よけにはディートが5%含まれているようですが、他の虫よけにもこの『ディート』が入っているものがいくつかあります。
でも、あまりたくさん入っていると怖い気もしますし、何より貧乏人の私には100円で買えることが喜びなのであります。
ということで早速試してみるのですが、直接ヘッドライトにスプレーすると、ボディーにもかかって悪さをしそうな気がしたので、ティッシュに噴霧してヘッドライトをこすってみました。
そうすると・・・
ティッシュに黄色い汚れがついているのをお分かりいただけますでしょうか。
軽くこするだけで、この様に黄ばみが取れていきます。
なんと楽な!
ビフォーアフターがこちら。
サンバーディアスのヘッドライトは形状からみるとガラスっぽいですが、ポリカーボネイトです。
1年前にコンパウンドで綺麗にしていたこともあり、写真で見るとわかりにくいかもしれません(滝汗)が、左の画像に比べて、右の画像のヘッドライト部分に移りこんでいる駐車場のラインがハッキリしているのをお分かりいただけますでしょうか。
肉眼で見るとその違いは歴然です。
さて、ヘッドライトはこれで綺麗になりましたが、さすがにこのままというのは不安です。当然、また紫外線にいじめられて黄ばんでくることと思います。
そこで、一度パーツクリーナーで吹き上げ、ガラスコーティング剤で表面を保護することにしました。
今回使用するコーティング剤は令和3年4月から発売予定のガラス系コーティング剤ですが、特殊な成分を入れているので、撥水性が他のガラスコーティング剤と比較してもケタ違いなのです。
ということで、このコーティング剤をヘッドライトに施工してみましたので、追ってレポートします。また、花粉の飛散が落ち着いたらボディ並びにガラス面にも施工予定ですので、こちらも追ってレポートします。
最後までお読みいただきありがとうございました。