新型ヴォクシーについて、実際の燃費を見ていきたいと思います。
カタログには、燃費が書かれていますが、実際に走ったときの燃費と差があると感じたことがある人も多いですよね。
カタログに表示されている(JC08モード)燃費は、あくまで参考程度です。
カタログ燃費では、ガソリン車(2WD)なら16.0km/L、ハイブリッドは、23.8km/Lとなっています。
実際に、走行させた時には、カタログの燃費との差は・・・
どれくらい差があるか確認してみたいと思います。
新型ヴォクシーの実際燃費とは
実際に乗っているオーナーさんの実燃費
新型ヴォクシーの実際の燃費を知るには、実際に乗っている人に聞くのが一番ですよね。
そこで、実際のヴォクシーのオーナーさんに実燃費を調査しました。
それだけでは、併せて、口コミ情報も踏まえた実燃費を算出してみました。
その結果、ガソリン車2WDの実燃費は、平均で約10.5km/Lという結果になりました。
一方のハイブリッドでは、平均で、約17.00km/Lという数値がでました。
カタログ燃費 | 実燃費 | 差 | 燃費達成率 | |
ガソリン2WD | 16.0km/L | 10.5㎞/L | 5.5km/L | 65.6% |
ガソリン4WD | 14.8km/L | 9.9㎞/L | 4.9km/L | 66.9% |
ハイブリッド | 23.8km/L | 16.09km/L | 7.71㎞/L | 67.6% |
カタログ値と実際の燃費の差
ガソリン車では、カタログ表示燃費と実際の燃費の差が、4.9~5.5km/Lありました。
ハイブリッドでは、7.71km/Lの差がありました。
ガソリン車もハイブリッドも両方とも、実際の燃費は、カタログ燃費の7割弱という結果がでました。
カタログ燃費と実際に燃費に差がある理由
カタログ燃費と実燃費に差がでるのには、ある理由が関係しています。
それは、カタログ燃費は、ある一定の条件下で、燃費を算出するために出された燃費だからです。
机上で計算した燃費と実際に使った燃費では、カタログ通りとはいかないものですよね。
その中でも特に差が出やすい3つのポイントをまとめました。
走行条件
実燃費に大きな影響を与えるポイントの1つが、走行条件です。
走るシーンによっても、実燃費は大きく変動します。
例えば、通勤で街乗り(市街地)しか走行しない人と、遠出が多いので高速道路を頻繁に利用する人では、実際の燃費が変わってきます。
街乗りで使う人は、発進と停車の頻度が高くなるので、燃費が悪くなる傾向があります。
その点、一定の速度で走行し続けることができる高速道路を頻繁に使用する方のほうが、低燃費になるんです。
重量の条件
ヴォクシーの重量も実燃費に影響があります。
この重量というのは、ヴォクシー本体の重量だけではなく、乗車人数も大きく関係します。
1人で通勤にしか使用しないオーナーの燃費は良くなります。
反対に、ヴォクシーに乗車可能な最大7(8)人まで乗車する場合は、燃費も悪くなります。
家族や友人と出かけることが多い方は、実際の燃費は悪くなります。
気候条件
そして、実燃費に影響を与えるもう一つの要因が気候です。
気候によっても実燃費は、かなり左右されます。
春夏秋冬で一番燃費がよい季節はどの季節だと思いますが?
実は春・秋が一番燃費の良くなる季節と言われています。
反対に、夏・冬は、燃費が悪くなる季節なんです。
その理由
その理由は、そうです。エアコンです。
エアコン以外にもエンジンの暖気運転も関係しています。
夏や冬は、エアコンの使用頻度が増えます。
特に、近年は、猛暑の日が続きますよね。
日中の温度は、軽く30度を超えてきます。
もうエアコンなしでは、運転することができません。
無理をしてエアコンを付けないでいると熱中症になる危険もあるので、エアコンは必須ですよね。
実践例
実際に、ハイブリッドのヴォクシーで、エアコン有無で同じ条件で走行させてみた場合に、燃費が変わってきました。
なんと、実燃費で、1.5~2.0km/Lくらい変わってくるのです。
また、冬場は、エンジン始動時にエンジンの回転数が上がりますよね。
エンジンが冷え切っているので、円滑に回転するように暖気運転になります。
暖機運転は、エンジンの回転数をあげているので、燃料を余分に使用するので燃費は悪くなるのです。
実際の燃費をカタログ燃費に近づける方法
https://toyota.jp/voxy/performance/eng_hv/?padid=ag341_from_voxy_top_performance_eng_hv02#
カタログ燃費と実際の燃費に差が出る理由を3つまとめました。
この3つは、ヴォクシーを使う以上は、避けられない部分なのではないでしょうか。
しかし、少しでも燃費をよくしたいですよね。
では、どうすればいいのでしょうか。
燃費改善のポイントをまとめました。
走行条件の燃費改善
走行条件を改善するのは、簡単ではありません。
普段、市街地しか走らない人は、燃費がいいからといって高速道路の利用を始めたり、郊外に引っ越すというわけにはいかないですよね。
そこでおすすめなのが、運転の方法を変えてみることです。
運転するときに、急発進をしないようにするだけで、燃費を改善することができます。
ハイブリッドの場合は、急ブレーキをしないようにすることも燃費改善につながります。
重量条件の燃費改善
乗車人数が多くなると燃費が悪くなると分かっていても、家族で出かける場合に、人数を調整すると意味がないですよね。
そんなときは、荷物を減らすことができないか確認してみるのも対策の1つになります。
対策例
ゴルフバッグやチェーンといったアイテムを乗せっぱなしにしないことです。
このあたりの商品は、載せっぱなしの方も多いのではないでしょうか。
確かに、使う可能性もありますが、毎日使うものではないですよね。
このような使うかもしれないと思って乗せているものを下ろしておくだけでも効果があります。
気候条件の燃費改善
気候条件で課題となるのが、エアコンです。
エアコンを使うと燃費が悪くなりますが、使わないわけにもいかないですからね。
ここは、無理せずに使ったほうがいいと思います。
燃費改善策
その代わりに、「エコドライブモード」を使うようにします。
エコドライブモードは、冷暖房の効き具合を制御をしてくれます。
新型ヴォクシーの場合は、ガソリン車もハイブリッドにも搭載されている機能です。
これによって、燃費向上につながって行きます。
それだけではなく、アクセル操作に対する駆動力を穏やかにする制御も行ってくれるので、更に燃費が良くなるんです。
新型ヴォクシー実際の燃費調査まとめ
新型ヴォクシーの実際の燃費についてまとめました。
新型ヴォクシーの実際の燃費は、カタログ表示燃費よりも下がる傾向があります。
その理由は、走行・重量・気候条件の3つの条件が関係していました。
しかし、燃費が下がる3つの条件は、ちょっとした工夫で燃費が悪くなることを改善することができるんです。
しかも、その改善のための対策は、すぐにできることばかりでした。
実燃費はカタログ燃費よりも悪くなるのは仕方ない部分ではありますが、対策をすれば改善することができます。
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