CX-5を購入するときに、燃費も気になるポイントですよね。
初めてSUVを購入するときは、車両本体が大きいので、燃費がかかりそうなイメージがあります。
実際に、どれくらいの燃費がわかると安心して購入することができます。
そこで、CX-5の燃費を調べてみました。
CX-5は燃費の優れた都市型SUV
まず、最初に、CX-5をはじめとしたSUVの燃費についてご紹介します。
SUVは、本格SUVと都市型SUVに分けることができます。
CX-5は、都市型SUVに分類されます。
本格SUV
『SUVなら、普通は4WDじゃないの?』と思われる方も少なくないでしょう。
四輪駆動で、どんな道でも走れてしまうというイメージですよね。
しかし、最近のSUVは4WDばかりではありません。
実際、一昔前のSUVは、本格SUVばかりでした。
・トヨタランドクルーザー
・日産サファリ
・三菱パジェロ
この辺りが、以前のSUVの代表格です。
大型ボディに大きなエンジンを載せて、どこでも走れる走破性を持つSUVです。
以前は、こうしたSUVは大人気でした。
しかし、大きなボディは取り回しが悪く、動力性能や燃費も悪かったです。
燃費も悪いというのが実情でした。
ガソリンエンジンの場合、燃費はリッター5キロ以下がほとんどでした。
都市型SUV
そこで登場したのが、CX-5を含む都市型SUVです。
燃費の向上や市街地での散り回しの良さを考えて作られており、必ずしも4WDというわけではありません。
本格SUVよりも、やや小さめのボディで、エンジンも小さくしたSUVです。
・トヨタRAV4
・ホンダCR-V
辺りが都市型SUVの始まりです。
燃費の優れた都市型SUVは需要がどんどん拡大して、様々な車種がラインナップされています。
CX-5も燃費が優れている都市型SUVです。
CX-5のグレード別燃費データ
画像引用: http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
以前のSUVよりも燃費がよくなったとされるCX-5の燃費はどれくらいなのでしょうか。
CX-5をグレード別に、燃費データを調べてみます。
カタログデータと実燃費データに関しても調査しました。
CX-5のグレード
CX-5のグレードは、4つの種類があります。
20S、25S、25T、XDです。
それぞれのグレード別に、ご紹介していきます。
20S
まずは、ガソリン車でもっともスタンダードモデルになる20Sです。
20Sは、FFの2WDモデルのみのグレード展開です。
20Sの燃費データ
・カタログ燃費:リッター14.6キロ
・実燃費 :リッター12キロ前後(市街地)
20Sの特徴
ノンバイブリッドの2000ccガソリンエンジンです。
車輌重量は、1500キロほどになります。
SUVなので、燃費的には不利になる大きなタイヤを履いています。
その条件で、この実燃費であれば、合格点と言えます。
郊外の幹線道路であれば、リッター14キロほどです。
高速巡航なら、リッター16キロにのびます。
25S
次は、同じくガソリン車の25Sです。
25Sには、2WDと4WDの2種類がありますが、メインは、4WDです。
その理由は、2WDの設定があるのは最上級グレードのみだからです。
量販グレードは、4WDです。
25Sの燃費データ
・カタログ燃費:リッター13.0キロ
・実燃費 :リッター10キロ前後(市街地)
25Sの特徴
25Sは、排気量が大きく、4WDモデルがメインになります。
そのため、雪国でのユーザーが多いです。
雪国は、エアコン使用面で燃費が若干不利になりがちです。
その点を踏まえると、都市部での燃費はもう少し良くなるかもしれません。
郊外の幹線道路であれば、リッター12キロほど。
高速巡航なら、リッター14キロほどになります。
25Sは20Sと比べて排気量が大きく、馬力に余裕があります。
その分アクセルを踏む量が減るので、乗り方次第ではこの数値より燃費が改善する場合もあります。
25T
画像引用: http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
次は、追加グレードの25Tです。
25Tは、2WDと4WDが選べます。
個人的オススメは4WDです。
25Tの場合、最高出力が230馬力と非常に高いです。
この馬力で、FFの2WDでは、馬力に対してタイヤのキャパシティが少ないです。
FFでは馬力が高過ぎるので、安全な高速巡航をするなら4WDを選んでおきたいところです。
25Tの燃費データ
・カタログ燃費 :リッター12.6キロ
・実燃費 :データ無し
25Tは2018年11月から発売されて間もないグレードなので、実燃費のデータがまだ出そろっていません。
現状では25Tの実燃費は分かりませんが、他のグレードの傾向から考えると10キロぐらいになりそうですね。
燃費がリッター10キロなら、25Sとさほど変わらないと考えられます。
しかし、25Tは乗り方によって燃費が大きく変わります。
とにかく動力性能を、走りを追及したモデルです。
その気持ちいい走りを体感したいのであれば、アクセルは踏みがちになってきます。
カタログデータの燃費は、とにかくアクセルを踏まずに、燃費を追求した走りで出した数値です。
気持ちいい走り方をした場合の燃費は、当然ですが悪化します。
それを考えた場合、個人的予想ですが、市街地燃費はリッター8キロほどではないでしょうか。
なお、郊外の幹線道路でリッター10キロ、高速巡航でリッター11キロほどといったイメージです。
XD
最後は、ディーゼルモデルのXDです。
XDも2WDと4WDが選べます。
25Tと同様に、XDも4WDがおすすめです。
XDの最大トルクは、45.9キロで、25Tを上回ります。
こちらもFFの2WDでは、やはり不安が残ります。
XDの燃費データ
・カタログ燃費 :リッター17.4キロ
・実燃費 :リッター16キロ前後(市街地)
WDの特徴
ガソリンモデルと比較すると、圧倒的に優れています。
ディーゼルモデルは、車輌本体価格こそ高いですが、その後のランニングコストは格段に低いです。
そもそもガソリンと比べて軽油は安く、しかも燃費がいいですからね。
CX-5全体の7割が、ディーゼルモデルなのも納得のデータです。
郊外の幹線道路であればリッター18キロです。
高速巡航ならリッター20キロほどになります。
CX-5のグレード別燃費まとめ
CX-5の燃費をグレード別にまとめました。
全グレードの実燃費を比較すると、ガソリン車でリッター10キロ強というところでした。
ディーゼルモデルなら、リッター16キロ強になります。
このデータからも、ディーゼルモデルのXDの燃費が優れているのが分かります。
このあたりが、CX-5全体の7割がディーゼルモデルである理由の一因にもなっています。
ディーゼルモデルは、ガソリンモデルと比べて車輌本体価格が高額ですが、その差額を超える魅力がディーゼルモデルにはあるでしょう。
SUVは燃費が悪いというイメージがありますが、実際に調べてみると一概に悪いとは言えないことがわかりました。
これは、ディーゼルに限らず、ガソリン車を含めてCX-5に共通して言えることだと思います。
確かに、ディーゼルに比べてガソリン車は、燃費面では劣ります。
しかし、ガソリン車でもそこまで、燃費が悪いというレベルではないので、燃費が悪いから買わないということにはならないのではないでしょうか。
購入時の車両本体価格は、ガソリン車の方が安いという特徴もあります。
これは、走行距離が多くない方には、長い目でみてもガソリン車の方が特になる可能性があります。
どのグレードを購入するかは、使うシチュエーションも考慮して選ぶようにすれば、後悔しなくてすみます。