ヴォクシーは、ミニバンの中で、トップ10に入る人気車種ですが、乗り心地に関して賛否両論があります。
そこで、新型ヴォクシーの乗り心地を状況別でご紹介し、乗り心地の改善点についても解説していきます。
新型ヴォクシーの一般道での乗り心地
ヴォクシ―は、平坦な一般道路を走るときは、非常に乗り心地がいいんです。
加速や減速においても、車体の前後の動きを足回りが上手く吸収し、フラットで快適な乗り心地を提供してくれます。
気になる点
しかし、一般道路でも舗装が荒れた路面を走行するとコツコツ感が気になります。
この症状が起こる原因としては、ショックアブソーバーとスプリングの相性の問題が考えられます。
実は、この症状を簡単に改善する方法があるんです。
後程、改善方法のところでご紹介します。
新型ヴォクシーの高速道路での乗り心地
ヴォクシーで高速道路を走行する場合、80km/hから100km/hで走行していれば、非常に乗り心地が良い車です。
路面の継ぎ目もうまく吸収し、ほとんど気にならないレベルです。
高速道路でも、山間部などでカーブが連続したり、路面がうねっている場所は、乗っている人がストレスを感じやすい場所です。
しかし、ヴォクシーの足回りは、非常に良い動きをしているので、不快感はありません。
気になる点
ほとんどの高速道路は、制限速度が100km/hなので、快適にドライブができます。
しかし、最近、高速道路の速度制限が引き上げられる動きがありますよね。
試験的に、最高速度が110㎞/hの場所も出てきています。
ヴォクシーの場合は、走行速度が100km/hを超えて110km/hに近くなってくると、ピョコピョコとピッチングが出てくる可能性があります。
このピッチングは、最初のショックをダンパーやスプリングが吸収し終わる前に、次のギャップが来ることで起こっています。
これは、ヴォクシーの構造上の問題なので、簡単に改善することができません。
しかし、別の方法で改善することはできるんです。
新型ヴォクシーの乗り心地改善方法
乗り心地が悪いと感じた場合は、乗り心地を少しでも良くしたくなりますよね。
実際に、カスタマイズの1つとして、ローダウンをしている人も多いですよね。
ローダウンにするために、ダウンサスや車高調を入れることもありますよね。
しかし、乗り心地が良いという触れ込みで販売されている車高調もあるんですが、乗り心地は、純正が一番良いんです。
では、乗り心地を良くするためには、どんなカスタマイズがいいでしょうか。
おすすめのカスタマイズ方法は、タイヤサイズの変更とシートです。
そして、もう1つ改善方法をご紹介します。
タイヤサイズで乗り心地改善
最近の車は、低扁平タイヤを純正から装着し、見た目をスポーティーに演出する傾向が強くなっています。
確かに、昔より低扁平タイヤも乗り心地が良くなってきてはいますが、低扁平タイヤは操作性がシャープになる反面、乗り心地が悪くなります。
例えば、ヴォクシーのグレードでZS GR SPORTSはタイヤサイズが前後ともに、215/45R18と扁平率の低いタイヤを純正で装着しています。
これをノーマルのZSの205/60R16にするだけで、乗り心地は非常によくなります。
このように、インチアップではなくインチダウンすることで、乗り心地の改善ができるんです。
これは、試してみる価値があります。
ただし、インチダウンをするとハンドリングのシャープさが無くなる事を理解しておく必要があります。
シートカバーで乗り心地改善
新型ヴォクシーの一列目と2列目は、乗り心地も良く、シートに不満はないでしょう。
しかし、シートを交換すれば、乗り心地を改善することができるんです。
その理由は、シートを交換すれば、足回りからの不快な動きを吸収しやすくなるからです。
ただ、シートを交換するとなると、かなり高額な出費となります。
乗り心地を改善したいけど、高額な出費となるのは、現実的ではありません。
そこで、おすすめのが、質の良いシートカバーです。
おすすめのシートカバーは、シートカバ―全体売り上げNO1を誇る[グレイス|GRACE]です。
その中でも「EXECUTIVE DIA-EDITION」がおすすめなんです。
「EXECUTIVE DIA-EDITION」は、セミオーダーシステムで自分好みのシートカバーを作成できるんです。
もちろん、座面と背もたれには10mmのウレタンフォームを使っているので乗り心地、座り心地ともに最高です。
大人数で乗って乗り心地改善
大人数でヴォクシーに乗るだけで、乗り心地が改善されるんです。
ヴォクシ―は、1人で乗っている時よりも、大勢の人数が乗っていて重量がある時の方が乗り心地が良んです。
恐らく、ヴォクシーは、乗車人数が多く重量が重い時を想定した足回りのセッティングになっているのではないでしょうか。
ほとんどの方は、ヴォクシーに乗るときは、1人ではなく、ご家族で使うシーンが多いですよね。
家族で乗るのであれば、ヴォクシーの乗り心地が悪いという問題は、ほぼ解消されることになります。
もちろん、まったく症状がでないということではありませんが、不快に思うことがないレベルに収まるはずです。
注意したいのが、この症状は、後部座席に行くほど発生しやすい傾向があるということです。
たくさん乗る場合は、サードシートを使うこともあるので、その点は、知っておきたい点です。
シート別新型ヴォクシーの乗り心地
ヴォクシーの乗り心地といっても、乗っている場所によって乗り心地は変わってきます。
そこで、シートごとに乗り心地をまとめました。
1列目の乗り心地
ミニバンは、1列目の乗り心地が一番良いと言われています。
やはり、ヴォクシーも1列目の乗り心地が良いです。
しかも、新型ヴォクシーの運転席と助手席の乗り心地は、先代に比べ非常に良くなっています。
シートの硬さも程よく、長距離ドライブでも疲れない設計になっています。
2列目の乗り心地
ヴォクシーには、8人乗りと7人乗りの設定があります。
2列目の乗り心地や使いやすさ考えるなら、7人乗りをおすすめします。
その理由は、2列目のシートが、左右で独立しているからです。
独立していると上下左右に動かすことができるから便利なんです。
しかも、2列目のキャプテンシートは、クラス最高のロングスライドをさせる事ができます。
そのスライド量は、810mmと足をおもいっきり伸ばして座ることができます。
広々と座ることができれば、乗り心地も必然的によくなりますよね。
ただし、ロングスライドで最大に下げると、道路の舗装状態が悪い場所では、下からの突き上げをかなり受ける傾向があります。
高速道路では気になりませんが、一般道のデコボコした場所や山道では不快に感じる方も多いでしょう。
3列目の乗り心地
ヴォクシ―の3列目シートは、リクライニング機能はありますが、シートのスライドができません。
更に、シートクッションが薄いので、乗っていて不快に感じる事が多いでしょう。
3列目の乗り心地が悪いのは、ヴォクシーに限らず車でも同じ傾向があります。
ヴォクシーの1列目と2列目の乗り心地がいいだけに、3列目に座ると乗り心地が悪く感じてしまいます。
新型ヴォクシーの乗り心地を改善する方法のまとめ
新型ヴォクシーの乗り心地についてまとめました。
一般道や高速道路での乗り心地についてまとめ、その改善策について3つご紹介しました。
新型ヴォクシーが乗り心地が悪いといわれることもありますが、この改善策を行えば、かなり快適になるはずです。
乗り心地を少しでもよくしたい人は、タイヤサイズ・シートカバー・乗車人数の3つのポイントで対策がおすすめです。