トヨタには、すでにハリアーやC-HRといった売れ筋のSUVが存在しています。
今回、新型RAV4が復活しましたが、その違いはどこにあり、購入するメリットがあるのかわからない方も多いはずです。
そこで、新型RAV4、ハリアー、C-HRと比較して、どういった違いがあるのか詳しく解説していきたいと思います。
新型RAV4とCH-R,ハリアーの特徴
トヨタのミドルサイズまでのSUVといえば、C-HR、ハリアー、新型RAV4です。
これらの車種は、同じSUVといってもそれぞれの特徴があります。
新型RAV4
引用:https://toyota.jp/rav4/index_a.html
日本でのSUV人気にあやかり、復活を果たした新型RAV4は、運転する愉しさを所有する全ての人に与えてくれる車です。
パワーユニットは、ガソリンエンジンとハイブリッドの2種類を用意し、4WDでは、世界初となるダイナミックトルクベクタリングAWDを搭載するグレードを用意しているほか、50:50のトルク配分に調整するダイナミックトルクコントロール4WD、そして、ハイブリッド専用の電気式E-fourを用意しています。
オールラウンドで、最適な走りを約束し、コーナーを曲がるのも苦にならず、逆に運転が上手くなったと感じさせられるのが、新しくなった新型RAV4です。
C-HR
引用:https://toyota.jp/c-hr/exterior/?padid=ag341_from_chr_navi_exterior
2018年度のSUV販売台数でNO,1に輝いたC-HRは、トヨタのSUVの中で一番スモールサイズに位置するコンパクトSUVです。
スポーティーなデザインで、押し出しが強いしタイルは、好き嫌いが分かれるところですが、現在主流となりつつある流れるウィンカーの先駆車でもあり、オシャレの最先端を行くモデルであることは間違いありません。
コンパクトSUVでありながら、内装の高級感はワンランク上の質感があり、しかもオンロードの走行性能を高めています。
ハリアー
引用:https://toyota.jp/harrier/exterior/?padid=ag341_from_harrier_navi_exterior
SUVをもっと高級に、そして乗り心地も上質な仕上がりにしたのが、ハリアーになります。
実際の乗り心地も、上級セダン並みとなっており、エクステリア、インテリア共に高級感が溢れています。
ハリアーの大きな特徴は、SUVでありながら、高速道路も街乗りも快適に走れ、大人4人でも快適に長距離移動できるところにあります。
新型RAV4・CHR・ハリアー比較
引用:https://toyota.jp/carlineup/?padid=not_tjptop_menu_carlineup
トヨタからは、すでにコンパクトSUVでオンロードの運動性能と燃費性能を高めたC-HRと、ミドルサイズで高級感を高めたハリアーの2本柱が存在しています。
新型RAV4は、ハリアーとはサイズや立ち位置が近く、性格を変えての登場となっています。
そこで、同じSUVでも、車のタイプが全く異なる3台を、エクステリア、インテリア、走り、そして価格について比較していきます。
エクステリアデザイン
・新型RAV4:悪路での走破性の高さを誇示すろような、逞しいデザインとなっています。
最近のSUVのように筋肉質というより、スマートな逞しさで意外とスッキリとしたデザインとなっています。
・C-HR:クーペ的でスポーティーさを強調したデザイン
・ハリアー:高級SUVとして上質なエクステリアが特徴
エクステリアサイズ
サイズ | 新型RAV4 | ハリアー | C-HR |
全長(mm) | 4,600(adventure4,610) | 4,725 | 4,360 |
全幅(mm) | 1,855(adventure1,865) | 1,835 | 1,795 |
全高(mm) | 1,685(adventure1,690) | 1,690 | 2WD:1,550 4WD:1,565 |
ホイールベース(mm) | 2,690 | 2,660 | 2,640 |
ボディーサイズを比べると、新型RAV4とハリアーはほとんど同じボディーサイズですが、C-HRは他の2台に比べ一回り小さいサイズとなります。
インテリアデザイン
インテリアは、ハリアーとC-HRが高級路線であるのに対し、新型RAV4は、高級感というより美しさと上質さを醸し出しており、使い勝手を優先した室内空間となっています。
雰囲気は、ハリアーと新型RAV4は似たところがありますが、C-HRはスポーツカーの雰囲気を出しているのも特徴の一つです。
インテリアサイズ
サイズ | 新型RAV4 | ハリアー | C-HR |
室内長(mm) | 1,890 | 1,965 | 1,800 |
室内幅(mm) | 1,515 | 1,480 | 1,455 |
室内高(mm) | 1,230 | 1,220 | 1,210 |
室内サイズを見ると、室内長が長いハリアーが、足元が広く使えることがわかります。
さすがにC-HRは、フロントシートはスペースが確保できますが、リアシートはかなり狭いことが室内寸法から見えてきます。
室内幅と室内高は、3台ともそれほど変わらないので、運転席や助手席に座った感じは、広さに違いは感じられないといえます。
走り
3台のパワーユニットには、それぞれガソリンエンジンとハイブリッドエンジンが用意されていますが、エンジンスペックはハリアーが一番高く、次いで新型RAV4、そしてC-HRの順となります。
もちろん車両重量も関わってきますが、ハリアーと新型RAV4は約1.6トンから約1.7トンと同レベルであるのに対し、C-HRは1.5トンを切る約1.4トンしかないので、エンジンパワーはそれほど必要ないともとれます。
足回りは、3台ともフロントにマクファーソンストラット式、リアにはダブルウィッシュボーン式を採用しています。
ハリアーは、ボディー剛性を高めていることと、ターボモデルには前後にパフォーマンスダンパーを採用し、コーナーでのロールを押さえ、安定した走りができます。
C-HRは、この車のサイズにしては太めのスタビライザーを前後に取り付けることで、オンロードをSUVとは思えないコーナリング性能を発揮させます。
そして、新型RAV4には、どのような路面状況でも安定した姿勢が保てるサスペンションセッティングとなっており、振動やショックを遮断して上質な走りを、どのような路面でも得られるように工夫されています。
価格
新型RAV4 | ハリアー | C-HR | |
車両本体価格 | 2,608,200~3,817,800円 | 2,949,480~4,634,280円 | 2,290,000~2,979,200円 |
価格は、コンパクトSUVだけあってC-HRが一番価格帯は安くなっています。
そして、高級SUVのハリアーは、3台の中で1地番高い価格帯となっています。
ハリアーのベースグレードを購入しようとすれば、C-HRの最上級モデルが選べてしまいます。
同じくらいの金額を出すのであれば、新型RAV4のadventureも射程圏内に入ってきます。
価格から、これらのSUVを選ぶのは難しく、自分が車をどういった使い方をするかで選んだ方が良いといえます。
使い方の違いとは
引用:https://toyota.jp/rav4/index_a.html
新型RAV4、ハリアー、C-HRと比較をしてきましたが、この3台のSUVの違いは、「車を走らせるステージと車の持つ性格」にあります。
ハリアーは、乗り心地や静粛性、そして快適性を求めた車種になり、C-HRはオンロードでスポーツカーのように気持ちよくワインディングを走らせることができるSUVになります。
そして新型RAV4は、オールラウンドで走らせることができる本格SUVです。
これら3車種は、走りの違いが大きな違いとなっています。
新型RAV4とCHRとハリアー比較まとめ
トヨタの3種類のSUV(RAV4・CHR・ハリアー)を比較しました。
新型RAV4が復活したことで、トヨタのSUVのラインナップは充実したものとなりました。
ハリアーのように高級で上質な乗り味から、本格的なSUVとして使うことができる新型RAV4まで、自分がどういったステージで使用するかにより、どのSUVを選べばいいのかが明確になってきます。
乗り心地、走りの愉しさ、そしてどこでも走れる走破性の高さを基準に車を選ぶと、自分の欲しいSUVが見つかります。