新型RAV4は、エコカー減税対象なんでしょうか?
エコカー減税は、新車購入時に優遇される車種があるので、是非受けたい制度ですよね。
しかし、2019年には税制改革が行われ、実質エコカー減税額が引き下げ行われるのと同時に、基準が厳しく変わってきています。
新型RAV4を購入するかどうかを決めるポイントと考えている方も多いのではないでしょうか。
もし、エコカー減税の恩恵が受けられるのなら、購入しやすくなりますよね。
そこで、新型RAV4は、エコカー減税対象なのかを調べました。
もし受けられるのなら、どのくらいの減税があるのかについても詳しくご紹介していきます。
新型RAV4でエコカー減税対象のグレードとは
引用:https://toyota.jp/rav4/design/?padid=from_rav4_navi_design
新型RAV4は、ハイブリッド車のみエコカー減税が適用となります。
新しくなった5代目RAV4には、パワーユニットに「ガソリンエンジン」と「ハイブリッドエンジン」の2種類が用意され、どちらも優れた低燃費性能を持っています。
しかし、エコカー減税を受けられるのは、燃費性能と低排出ガス性能で優れた性能を発揮する車に対してです。
2019年からは、この減税措置を3段階に分けて引き下げられ、4月・5月と変更され、10月の消費税10%と同時に新しい税制度が導入されます。
このように、減税が引き下げられる背景には、最近の自動車の燃費性能や環境性能が上がったことにより、今までの制度ではすべての車種にエコカー減税が当てはまってしまい、本来、他の車種より燃費や環境性能に優れていることに対しての優遇制度とかけ離れてしまうからです。
新型RAV4に関しても、エコカー減税の軽減率が、3段階で変わっていくので注意が必要です。
受けられる減税とは
受けられるエコカー減税は、RAV4を新車で購入する時に課せられる自動車取得税と自動車重量税が減税されます。
4月登録
新型RAV4のハイブリッド車を、2019年4月登録であれば、自動取得税+自動車重量税が100%減税され、3年後の初めての車検時も重量税が100%減税されます。
そして、5月になると自動車重量税に新税制が導入され減税が引き下げられ、10月からは自動車取得税が撤廃され環境性能割が導入されます。
5月からの税制度
新型RAV4は、2020年度燃費基準+50%を達成しているので、5月以降に新規登録しても自動車取得税と自動車重量税は100%減税されます。
しかし、5月登録以降は、3年後の初めての車検時には重量税は減税対象外となります。
変わって自動車取得税は、5月登録でも100%減税となります。
10月からの税制度
10月からは、自動車取得税に代わり、環境性能割が導入されます。
新型RAV4は、2020年度燃費基準+50%達成車なので、環境性能割に代わっても2021年4月までは非課税となります。
重量税は2021年5月まで100%減税ですが、3年後の継続車検は減税対象外となります。
エコカー減税対象グレードは3種類
引用:https://toyota.jp/rav4/index_a.html
新型RAV4で、エコカー減税対応は、ハイブリッド搭載車のみということがわかりました。
そして、ハイブリッドモデルは自動車取得税と自動車重量税が100%減税されます。
そこで、新型RAV4に用意されているハイブリッドモデル3グレードが、どのくらい減税優遇が受けられるか詳しく見ていきます。
HYBRID G(E-Four)
ハイブリッド車の中で、一番車体本体価格が高いのがこのHYBRID G(E-Four)です。
4WDモデルで、安全予防装置の充実や内装の豪華さは、ハイブリッドモデルで一番良いモデルとなります。
オプションを含まないベース価格のみで算出します。
車両本体価格:3,817,800円
自動車取得税:約95,400円<減税対象>
自動車重量税:約30,000円<減税対象>
通常では、これらの合計金額3,817,800+約95,400+約30,000=約3,943,200円です。
自動車取得税と自動車重量税が100%減税されるので、約95,400+約30,000=約125,400円が新車購入時に免税となります。
HYBRID X(E-Four)
ハイブリッドモデルの中で、一番売れ筋となるモデルが、このHYBRID X(E-Four)です。
税額は、オプション価格を含まない車両本体価格をベースに算出します。
車両本体価格:3,450,600円
自動車取得税:約86,200円<減税対象>
自動車重量税:約30,000円<減税対象>
このモデルも、自動車取得税と自動車重量税が100%免税となるので、約86,200+約30,000=約116,200円が減税されます。
HYBRID X
ハイブリッドモデルで、唯一2WDモデルとなるのがHYBRID Xで、車両本体価格も一番安いモデルです。
4WDにこだわらない人はこのモデルを選ばれていることが多くて、HYBRIDモデルでは2番目に購入する人が多いモデルです。
そこで、オプションを含まない、車両本体価格をベースに税額を算出します。
車両本体価格:3,202,200円
自動車取得税:約80,000円<減税対象>
自動車重量税:約30,000円<減税対象>
ハイブリッドモデルは、自動車取得税と自動車重量税が100%減税となり、約80,000+約30,000=約110,000円が減税されます。
新型RAV4はグリーン化特例も受けられる
新車購入時にもう一つ減税が受けられるのが、1年に1回支払う自動車税ですが、この自動車税も新型RAV4はグリーン化特例で減税を受けることができます。
グリーン化特例を受けられるのは、ハイブリッド車のみとなります。
ハイブリッド車には、排気量2,487㏄のガソリンエンジンを積んでいるので、排気量2,0L超2.5L以下となり、通常1年の税額は42,500円となります。
しかし、新型RAV4は、概ね75%の約33,500円が減税されます。
HYBRID Gの場合、自動車取得税と自動車重量税を加えると約158,900円も優遇されることになります。
新型RAV4エコカー減税まとめ
新型RAV4を購入する場合、エコカー減税やグリーン化特例を受けるには、ハイブリッドモデルを購入する必要があります。
残念ながら、ガソリン車でエコカー減税を受けることはできません。
しかし、エコカー減税を受けることができれば、減税額が10万円以上もあります。
車両本体価格を比べた場合、一番人気のAdventureとHYBRID Xでは64,800円しか違わないので、エコカー減税を受けられるHYBRID Xのほうが、乗り出し価格は安く抑えることが可能です。
エコカー減税も受けられ、走りもガソリン車より楽しいハイブリッドモデルは、新型RAV4のおすすめモデルとなります。