車を購入する際に、非常に重要になるのがスペックです。
車に知識があまり無いという方でも、自分が乗るとなったら、どの様なスペックなのか気になるところ。
実はそのスペック、同じ車の種類でもグレードにより違うということをご存知でしょうか。
グレードとは想像された通り車の等級、つまりどんなクラスの車かということですね。
実は、車は選ぶグレードにより「性能」や「標準装備」、「どのオプションを付けることが可能か?」などが変わってきます。
2018年7月に発売された新型フォレスターもその1つで、グレードによりそれぞれ違うのが魅力。
それはエンジン排気量や内装まで違うこともあるのです。
こちらでは新型フォレスターのスペック比較を、特に注目すべき点に重きをおいてまとめていきます。
新型フォレスターのグレードは4つ!
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/
新型フォレスターには、4つのグレードがあります。
まずはベースになる「ツーリング」、アウトドア志向の方向けの「X-ブレイク」、そしてさらにグレードが上の「プレミアム」、そして2018年9月に発売になる「アドバンス」です。
もちろん、単純に価格のグレードといってしまえばそれまでではありますが、新型フォレスターの場合はツーリングでも十分に快適な運転を楽しむことが出来ます。
とはいえ、グレードがついているくらいなので、何が違うのか解説していきましょう。
注目すべきは大幅に変更されたエンジン!
新型フォレスターで、最初に注目したいのが、先代から大幅に変更になったエンジンです。
ノーマルエンジンとして、水平対向4気筒2.5lの直噴エンジンを採用しました。
今までのフォレスターは、噴射型の2lエンジンの搭載だったので、標準装備で直噴エンジンに変わったことは新型最大の強みといえます。
それでは直噴エンジンに変わったことで、何が良くなったか?
ズバリ、動力性能と燃費です。
かといってスポーティー過ぎるわけではなく、パワーの出し具合が調度良いのがポイント。
この直噴エンジンはツーリング、X-ブレイク、プレミアムに標準装備されています。
・最高出力[ネット] :136(184)/5800
・最大トルク[ネット]:239(24.4)/4400
・総排気量(cc):2498
これは、間違いなく世界的にトップクラスのスペックです。
アドバンスには「e-BOXER」
ご紹介したように、新型フォレスターのベースエンジンは、今までのポート噴射から直噴噴射へと変更になりました。
そして、もう1つ重要なことは、ハイブリッドの「アドバンス」はターボエンジンを廃止しe-BOXERを搭載したという点です。
実は、このe-BOXERを採用したのは、新型フォレスターが初めてなんです。
e-BOXERとは、スバルの伝統的なボクサーエンジンと呼ばれる「水平対向エンジン」に電動技術を組み合わせたもので、新型マイルドハイブリッドシステムの総称です。
モーターアシストによる軽やかな走行が魅力で、アウトドアはもちろん日常の生活も快適に過ごすことができます。
・最高出力[ネット]:107(145)/6000
・最大トルク[ネット]:188(19.2)/4000
・総排気量(cc):1995
となっています。
新型フォレスターは独自のAWDシステムを搭載
走行性能の高さを誇る「シンメトリカルAWD」
新型フォレスターで、次に注目すべきは、独自のAWDシステムです。
こちらは、前後左右のバランス感、低重心という2点がポイントとなっている「シンメトリカルAWDシステム」と呼ばれています。
オフロードなどの路面でも、安定した走行を見せます。
特に、雪道やアイスバーンなどの道では、すでに4輪駆動の状態になっているので発進・加速する時も状態がぶれずその安定感を実感することができる「トラクション性能」の高さを実感することができるでしょう。
当然ながら、ドライバーのスキルは関係ありません。
ライバル車との比較
これは、新型フォレスターの走行時の最大の魅力で、他社のライバル車と比較しても一目瞭然です。
通常の車は、FFの状態で走行していながら、前輪のスリップなどの危険信号を検知したときに初めてAWDに切り替わるというシステムが多いのです。
しかし、新型フォレスターはリアルタイムに現在の走行状態を検知し、トルク配分をコントロールするという優れものです。
優秀性能の持ち主だということがわかります。
新たに搭載された2モードタイプで荒道も進む
通常の状態でも、新型フォレスターなら安定した走行感を楽しむことが出来ることがわかりました。
実は、X-MODEに、新たに搭載された2つのモードタイプがあります。
X-MODEは、足元の悪い道を難なく切り抜ける発進や脱出が出来るモードなのですが、これに追加されたモードがあるんです。
雪道などの滑りやすい道向けの「SNOW・DIRT」モードと、ぬかるみや新雪状態の深みにはまって身動きが取れなくなってしまった時に活躍する「DEEP SNOW・MUD」モードの2種類です。
アウトドアなどで活躍する新型フォレスターならではの性能で、見た目のタフさに少しも劣らないたくましさに注目が集まっています。
新型フォレスターのグレードはスペックで選びたい
新型フォレスターを検討する際にはやはりスペックから、グレードを選ぶほうが良いかもしれません。
こちらでは、新型フォレスターを検討する際に、主な決め手となるスペックを抜粋して表にしました。
もちろん、これ以外にもグレードによりスペックの詳細な違いはあるのですが、主な内容だけをまとめています。
新型フォレスター 主要スペック一覧表
ボディサイズ(mm) | 全長:4,625 全幅:1,815 全高:1,715or1,730 |
車両重量(kg) | 1,520~1,660 |
エンジン | 2.5L 水平対向4気筒 DOHC直噴(ガソリン) 2.0L 水平対向4気筒 DOHC直噴+モーター(ハイブリッド) |
最高出力 | 136kW[184PS]/5,800rpm(ガソリン) 117kW[159PS]/6,000rpm(ハイブリッド総出力) |
最大トルク | 239N・m[24.4kgf・m]/4,400rpm(ガソリン) 253N・m[25.8kgf・m]/4,000rpm(ハイブリッド総トルク) |
トランスミッション | リニアトロニックCVT |
タイヤサイズ | 225/60R17 サマータイヤ (ツーリングとX-ブレイク) 225/55R18 |
アルミホイール | ・ダークメタリック塗装+切削光輝 (Touring用17インチ・Premium用18インチ・Advance用18インチ)
・ガンメタリック塗装 (X-BREAK用17インチ) |
燃費 | 14.4~18.6km/L(JC08モード) 13.2~14.0km/L(WLTCモード) |
燃料 | レギュラー |
新型フォレスターは自分らしさを追求できる車だった!
新型フォレスターには、ツーリング、X-ブレイク、プレミアム、アドバンスの4グレードがあることを解説してきました。
中でもエンジンや燃費、走行に関してのスペックは、新型フォレスターで、最も注目されているところです。
それぞれの目的やライフスタイルに合わせて、チョイスすることが可能なのも嬉しいところ。
9月にはアドバンスも発売になりますし、自分らしさをより追求できる様になった新型フォレスターから目が離せません。