新型ヴェゼルを検討するときに、CX-5と迷うかたも多いのではないでしょうか。
この2台は、大きさが違いますが、人気のSUVなので候補にする方が多い車種です。
そこで、新型ヴェゼルとCX-5を詳しく比較し、どちらがおすすめなのかご紹介していきます。
ヴェゼルとCX-5の特徴
新型ヴェゼル
引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/other/
ヴェゼルは「強さや存在感で、世界で渡り合える」をキーワードに、「コンパクト」「クーペ」「ユーティリティ」がパッケージデザインとなっています。
運転席に座った瞬間、ワクワクするような期待感に溢れ、乗る人すべての人が寛げる空間を目指した車です。
デザインは、SUVでありながら低く構えた面持ちが、クーペのデザインが特徴です。
クーペデザインは、運転する楽しさと所有する歓びが、車に凝縮していると開発者が考えたからです。
コンパクトボディーならではのキビキビとした走りで、日本の狭い道路でも難なく走行できます。
そして、コンパクトとは裏腹に、運転席と助手席の距離は広くとってあり、クーペのようにドライバーが運転に集中できる空間となっているのも特徴です。
CX-5
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/design/
CX-5は、スカイアクティブ技術と「魂動」デザインの採用で、世界中で高い評価を得ています。
内装も妥協することなく、フロントシートだけでなくリアシートも作りこまれ、高級かつ上質な雰囲気を高めています。
エクステリア、インテリア共に匠の技術の結晶であり、そこにマツダ得意の運動性能である、「Gベクタリング・コントロール」により、誰でも高い操縦性能を体感することができます。
大きさは、ミドルクラスSUVですが、実際に運転すると、軽快なフットワークと、高い視点により、コンパクトSUVに乗っているかのような、フィーリングに錯覚する車です。
走行性能比較
走行性能は、エンジンパワーと足回りのセッティングで、かなり差が出てきます。
ヴェゼルとCX-5では、車体の大きさが違うので、当然エンジンの大きさも異なりますし、足回りのセッティングも違います。
しかし、走行性能は、車が大きければよいわけではなく、小さいボディーでも走行性能が高い車はたくさんあります。
そこで、ヴェゼルとCX-5を、エンジン性能と足回りと乗り心地について、比較してみます。
動力性能
ヴェゼルには、131PSのNAガソリンエンジンと172PSのガソリンターボエンジン、そしてシステム総出力152PSのハイブリッドの3種類のパワーユニットが用意されています。
そして、CX-5には、156PSの2.0Lガソリンエンジン、190PSの2.5Lガソリンエンジン、230PSの2.5Lガソリンターボエンジン、そして190PSの2.2Lディーゼルターボエンジンの4種類が用意されています。
パワーを見ると、CX-5のほうが最高出力が高く、動力性能に優れていますが、車重を比べるとヴェゼルが1,180kg~1,390kg、CX-5が1,520kg~1,710kgとヴェゼルのほうがかなり軽いことがわかります。
例えば、加速性能を表すパワーウェイトレシオを比べて見ると、ヴェゼルのターボモデルは7.9kg/PS、CX-5の2.5Lターボが7.3kg/PSと、それほど違いがない事がわかります。
そして、ヴェゼルの一番売筋のハイブリッドZで、8.6kg/PS、CX-5の一番売れ筋のディーゼルXDは、8.4kg/PSとなっており、これもほとんど変わりません。
このことから、動力性能に関してこの2台は、ほとんど差がないといえます。
足回り性能と乗り心地
オンロードも、オフロードも爽快に安定して走行するために、ヴェゼルには、アジャイルハンドリングアシストと、振幅感応型ダンパーが装備され、CX-5にはGベクタリング・コントロールが用意されています。
どちらの装備も、思いのままにコーナーを安全に安定して走行ができる最新の技術ですが、乗っている人の体の揺れまで、抑えることができるGベクタリング・コントロールは、乗る人すべての人が快適で、安心して長距離乗っても疲れることなく乗車することができます。
インテリアデザイン
インテリアデザインは、ヴェゼルもCX-5も高級で上質なデザインの仕上げとなっており、乗る人すべての人が寛げる空間となっています。
そこで、ヴェゼルとCX-5の室内空間と、ラゲッジルームについてみていきます。
室内空間
コンパクトSUVのヴェゼルの室内は、かなり広くゆとりを持たせてあり、ワンランク上のクラスの室内空間となっています。
そして、車体はCX-5のほうが大きいのですが、車内長を比べると、ヴェゼルが1,930mm、CX-5が1,890mmと、ヴェゼルのほうが室内の長さが確保されています。
後部座席の足元の広さは、意外にもヴェゼルのほうが広く足元に余裕があります。
どちらの車種にも、後部座席にリクライニング機構が付いているので、背もたれを倒せば、ロングドライブも気になることはありませんが、足元に余裕のあるヴェゼルのほうが、乗車定員でも窮屈に感じることはありません。
ラゲッジルーム
ラゲッジルームの広さは、定員乗車時にヴェゼルでは393L、CX-5では505Lと、車体が大きいCX-5のほうが荷室の容量は確保されています。
シートアレンジで、長物も載せられるのは、どちらも同じですが、リアゲートがパワーゲートのCX-5のほうが使い勝手は良いといえます。
燃費性能比較
燃費性能は、ヴェゼルではハイブリッドが、CX-5ではディーゼルのほうが燃費性能が優れています。
そこで、それぞれの車種の燃費の良いグレードの、実燃費がどれほどなのか比べてみます。
実燃費
ヴェゼルのハイブリッドの実燃費の平均は、4WDが17.3km/l、2WDが18.8km/lとなっています。
そして、CX-5には、駆動方式の他にトランスミッションもMTとATがあり、実燃費も4通りあります。
CX-5ディーゼル6MT FF実燃費:16.5km/l
CX-5ディーゼル6MT4WD実燃費:16.5km/l
CX-5ディーゼルAT FF実燃費:14.8km/l
CX-5ディーゼルAT 4WD実燃費:14.0km/l
燃費性能は、ヴェゼルのほうが平均して良い数字となっていますが、燃料費の安い軽油のCX-5であれば、この燃費の差はほとんどないに等しいといえます。
価格比較
新型ヴェゼルは、2,075,000円~となっています。
一方のCX-5は、3,115,800円~となっています。
価格は、やはりミドルSUVのCX-5の方が高額ですね。
新型ヴェゼルとCX-5比較まとめ
新型ヴェゼルとCX-5を比較してきましたが、室内、走りと乗り心地、そして燃費のすべてにおいて、非常に似通ったレベルの車ということがわかります。
価格面では、かなり差があるので、この2台で比較した場合は、ヴェゼルがおすすめです。
荷物をたくさん積みたい方には、ラゲッジルームが大きいCX5の方が快適に使うことができるかもしれませんね。