新型ヴェゼルには、新たにターボモデルも加わり、グレード数が非常に多くなりました。
新型ヴェゼルのハイブリッド、ガソリンモデルそれぞれにグレードがあるので、比較するのが少し大変ですよね。
実際には、グレードごとにそれぞれ特徴があるので、知っておいた方が得なんです。
そこで、その特徴を詳しく解説して比較し、おススメのグレードをご紹介します。
新型ヴェゼルのグレード構成
引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/
新型ヴェゼルには、ガソリンエンジンモデルとハイブリッドエンジンモデルの2種類が用意されています。
そして、それぞれのモデルには4グレードずつ用意され、駆動方式がFFと4WDを選択できるモデルもあります。
パワーユニットや、グレードが違えば装備品は変わってきますが、同一グレードで駆動方式が違っても、装備品にほぼ違いがないのが新型ヴェゼルです。
そこで、それぞれのパワーユニットごとにグレードの詳細をご紹介します。
ガソリン
ガソリンエンジンには、4種類のグレードが用意されていますが、それぞれの違いは大きく分けて、スポーティーに振ったTOURING HondaSENSINGとRS Honda SENSING、ラグジュアリーに振ったX Honda SENSINGに分けることができます。
G・Honda SENSING
ベースグレードとなるG・Honda SENSINGは、車両本体価格も一番安く装備も必要最低限となっています。
主要装備で、大きく他のグレードと異なるのが、安全装備とインテリア、そして足回りです。
安全装備では、サイドエアバックとサイドカーテンエアバックが非装着となるほか、フォグランプも装着されません。
インテリアは、シートがファブリックのみとなり、本革シートも選ぶことができません。
足回りではホイールが16インチスチールホイールとなります。
そして、Honda SENSING非装着を選べる点も、Gグレードの特徴です。
X・Honda SENSING
ガソリン車で、中間グレードとなるX Honda SENSINGは、ほぼフル装備となりますが、ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器はオプション扱いとなります。
このほか、他のグレードと違う点は、エクステリアにスペシャルパッケージと呼ばれるガンメタ塗装の、ボディーロアガーニッシュをメーカーオプションで選択できます。
内装は、標準装備はファブリックシートですが、メーカーオプションでコンビシート&専用インテリアを選べるようになります。
また。シートヒーターがこのグレードから標準装備になりますが、FF車のみメーカーオプションです。
RS・Honda SENSING
RS・Honda SENSINGは、ヴェゼルのスポーツモデルなので、足回りや内装、そしてエクステリアがRS専用品が装備されます。
走りを充実させるため、「パフォーマンスダンパー」や「パドルシフト」が装備される点が大きく変わります。
そして、18インチタイヤが標準装備されるほか、可変ステアリングギアレシオが装備され、気持ちよく走れるグレードとなっています。
TOURING・Honda SENSING
今回のマイナーチェンジで、新たに設定されたTOURINGはターボモデルとなり、他のグレードとは一味違った味付けの車となっています。
エンジンパワーに見合ったスタイリングと内装を持っており、車両本体価格もヴェゼルの中で一番高い設定となっています。
高い運動性能と高級感溢れるインテリア、そして細部までこだわったTOURING専用エクステリアは、最上級車としてふさわしい装備と走りを見せてくれます。
ハイブリッド
引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/performance/driving/
ハイブリッド車に、用意されているグレードは4種類ですが、基本的な装備はガソリン車と同じとなります。
HYBRID RSは、他の3グレードと異なりかなりスポーティーな味付けのヴェゼルとなっています。
HYBRID ・Honda SENSING
ガソリンモデルのG Honda SENSINGとほとんど同じ装備となります。
HYBRIDでは、ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器が標準装備となるので、ナビ装着後の使いやすさが、ガソリンモデルのGより上となります。
しかし、全体の装備品は、かなり削ぎ落されているので、他のグレードに比べると見劣りする部分が大きいグレードです。
HYBRID X・Honda SENSING
ガソリン車のX・Honda SENSINGとほとんど同じ装備となっているのが、HYBRID・Xになります。
ハイブリッド車を選ぶ場合、このグレードが基準となります。
ガソリン車のX・Honda SENSINGと異なるのが、17インチアルミホイールをメーカーオプションで選べる点です。
ヴェゼルの中で必要十分な装備をまとっており、ヴェゼルの中で一番バランスが良いグレードです。
必要とあらば、オプションで好きな装備を選ぶことができ、カスタマイズの自由度が高いのも魅力です。
HYBRID Z・Honda SENSING
ハイブリッドモデルの中でもっとも装備が充実しているのが、HYBRID Z・Honda SENSINGになります。
ガソリン車のTOURINGと共通する装備もありますが、こちらはラグジュアリーなエクステリアとインテリアとなります。
これ以上の装備は必要ないほど充実しており、ヴェゼルのラグジュアリーさを実感できるグレードです。
HYBRID RS・Honda SENSING
ハイブリットの中で、スポーティーな装備と走りを追求したのが、HYBRID RSになります。
ハイブリッド専用装備に、ガソリンモデルと共通性を持たせた装備とメカニズムで、気持ちよい走りと低燃費を兼ね備えたグレードになります。
装備品と、走り、そして燃費とのバランスに優れたモデルなので、多くをヴェゼルに求めている方には、おすすめモデルです。
ガソリンモデルとハイブリッドモデルの比較
引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/type/type/
ガソリンモデルとハイブリッドモデルでは、燃費性能が一番の違いです。
実は、走行性能や乗り心地もガソリンモデルとハイブリッドモデルでは違う部分があります。
そこで、走行性能と乗り心地の違いを比較してみます。
走行性能
走行性能は、ノンターボのガソリン車はハイブリッド車に比べて非力という印象があります。
もちろん、通常走行ではガソリン車でも問題なく走ることができるので、普段の足として使う分にはノンターボのガソリンモデルでも十分です。
ただ、高速の合流や登坂ではハイブリッドのパワフルさにはかないません。
しかし、TOURINGとなれば話は別で、ターボの力でヴェゼルを気持ちよく走らせることができます。
燃費性能や、ある程度の走行性能を考えれば、ハイブリッドがおすすめとなります。
乗り心地
乗り心地をガソリン車とハイブリッド車で比べると、ハイブリッド車のほうが車重が重い分、高速安定性があります。
しかし、サスペンションの味付けが異なるので、荒れた路面ではHYBRIDのほうが車体の上下の動きが気になります。
乗り心地から見れば、ガソリン車のほうが少しだけ良いといえます。
おススメのグレード
引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/type/type/
装備品で考えればガソリン車もハイブリッド車もXで十分です。
走りを愉しみたいのであれば、HYBRID・RSよりガソリンモデルのTOURINGが楽しく走らせる味付けがされていますが、通常のハイブリッドでも十分パワフルな走りができます。
そこで、おススメのグレードは、走りも余裕があり燃費も納得できるHYBRID X Honda SENSINGとなります。
新型ヴェゼルグレード比較まとめ
新型ヴェゼルのグレードは、全部で8グレードありますが、パワートレーンの違いでグレード数が多いだけで、実際の装備を比較してみると4グレードといえます。
まずは、パワートレーンをガソリンモデルにするかハイブリッドにするか決めて、その後にどこまで装備が必要か考えて選ぶことです。
それを踏まえれば、HYBRID X Honda SENSINGで十分すぎる性能と装備を備えており、おすすめとなります。